本の内容
定価
1512円
発売日
2015-01-22

薬では治せない脳萎縮――分子化学が教える「海馬」救出法

脱認知症宣言

10年、15年後を見据えて
いまから始めておきたい「レドックス・コントロール」とは?

おもな内容



Redox〟(レドックス)とは、reduction(還元)と oxidation(酸化)からなる造語で、私たちもよく知っている「酸化還元反応」のことです。じつは、体内で起きている生体化学反応のほとんどが酸化還元反応であり、それが「酸化側」にかたよってしまったときに多くの病気が生じます。日本人の認知症患者の約6割を占める「アルツハイマー病」も同様です。つまり、レドックスをコントロール(制御)することが、認知症の予防・改善には欠かせないことなのです。

そもそも、アルツハイマー病とはどんな病気なのでしょうか?

たくさんの電球のある部屋を想像してください。それが「脳

です。神経細胞が「電球」で、それがどんどん切れてしまって暗くなる状態が「アルツハイマー病」です。

この電球は、健常者でも毎日8~9万個が壊れていきます。でも、全部で140億個もあるため、生涯に使うのはそのうちのせいぜい2割程度。むしろほとんどの電球を使わないまま、多くの人がその生涯を終えてしまうのです。健常者の場合は、電球が切れたら新しい電球に付け替えることが自然にできています。アルツハイマー病になるとそれができなくなるのです。

電球が切れたとしても、残り8割の〝未使用〟の電球に切り替えることができれば、部屋はいつまでも明るく保たれるはずです。そのポイントとなるのが、脳の「海馬」部分の活性化であると著者はいいます。

アルツハイマー病の原因物質がどのようなプロセスを経て発生するのか、それを制御する脳内セロトニンの重要性や、アセチルコリンという「電気」に相当する神経伝達物質の増やし方など、これまでにはなかった分子化学の観点からアルツハイマー病の発症原因を解き明かし、「心」・「運動」・「食事」を中心とする具体的な改善方法を提示するのが本書の特徴です。


§目次情報§

・基礎編/アルツハイマー病の正体と改善の基礎

・実践編1/酸化ストレス・炎症体質の改善

・実践編2/オメガ-3系脂肪酸、ビタミンE・Cの摂取

・実践編3/有害物質の排除

・実践編4/脳内セロトニンの増量

・実践編5/生活リズムを整える、充分な睡眠をとる

・実践編6/水分補給

・実践編7/運動と大笑い

・実践編8/介護者・同居者の理解

・即実践!/食事方法の見直し 食事内容の改善

・読者のための《補足》「オプティマル・ヘルス」で幸せな余生を実現しましょう! 

――海風診療所院長 沼田光生先生 ……ほか


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定価:1,512円(本体1,400円+税)

四六判ソフトカバー/208ページ

ISBN 978-4-907838-76-8