本の内容
定価
1300円
発売日

3分間診療でも10倍満足する方法

 病院はいつも患者さんでいっぱい! 大病院になると、3時間ぐらい待つのは「ざら」です。それでやっと自分の番が回ってきたと思ったら、さっさっさと済まされちゃってはい、約3分間でおしまい。
 あるいは自分の症状を上手く医者に伝えられなくて、もごもごしているうちに、他の患者さんが詰まっているからと、やはり3分間ではい、おしまい。
 それに、いつも医者っていうのは高飛車でけしからん! あるいは専門用語でまくしたてられたり、病院に行くたびに薬が増えて、それだけでお腹がいっぱい……。そんな理由で病院嫌い、医者嫌いになってしまったという人、多いのではないでしょうか?
 この本は、そんなあなたのために、上手な病院のかかり方を、医者の目から見た1冊です。例えば頭が痛い、という症状ひとつにしても、頭がどう痛いのか、どの部分が痛いのか、いつから痛いのか、ふだん飲んでいる薬はあるのかなど、病気を特定するための情報を、あなたから提示してあげることで、医者はよりスムーズに病名を特定でき、それに対する処置やアドバイスもできるのです。この本は、医者が知りたい情報とはどんなものか、病院に行く前にどんなことをしていけばいいのかなど、具体的に、優しく伝授した内容になっています。これを読んで、ぜひあなたも、上手に医者にかかり、納得のいく診療を受けられるようになってください。

◆もくじ◆
1.医者が嫌い、医者とうまくいかない理由
2.医者から一言、言わせてほしい
当直明けでも休めない医者の実状/外来だけではない医者の仕事/ちょっとだけ我慢してください ほか
3.医療のシステムを知れば答えが見つかる
ホームドクターを作ろう/開業医と大病院の役割分担/電子カルテの功罪 ほか
4.実践編・3分間診療を有意義にするために
予習をしよう/症状を正しく伝えよう/かかりつけの薬局を作ろう/家族親族の病気を知ろう/
救急3分間診療を有意義にするために/子どもの3分間診療を有意義にするために ほか
付録・いろいろな症状と、それによって考えられる病気一覧 ほか

おもな内容

著者紹介
池上 晴彦 (いけがみ・はるひこ)
医学博士・太田総合病院(神奈川県川崎市)内科副部長。 
昭和41年静岡県生まれ。平成2年、筑波大学医学部(医学専門学群)卒業。
同年、東京女子医科大学循環器内科入局。平成10年、循環器内科助手。
平成16年4月より現職。専門は循環器内科一般、心不全、不整脈。
本書がはじめての著書。日進月歩の医療技術を、適性かつ十分に患者さんが受けられるためには、どのようなことが問題で、どのようなことを改善すればいいのだろうかというテーマが、本書執筆の動機となった。
今後は、病気の診療のみならず、病気にならないための医学教育・健康教育の普及も視野に入れた活動を計画している。

池上 晴彦 先生のホームページ http://www.geocities.jp/ikegamiroom
☆ 担当編集者からのメッセージ
 おかげさまで私は健康で、あまりお医者様のお世話になっていません。しかし、夏が始まる頃限定の「頭痛持ち」で、こればっかりはどうやっても治らず、毎年恒例で「医者詣で」をしています。
 この頭痛、原因がよくわからないんですね。これはもしかしたら私のホームドクターも同じようで、毎年毎年おっしゃることは同じ。「パソコンのし過ぎ、睡眠不足」。でも、だったらどうして夏の始まり限定の頭痛なのか、と思うのですが、夏本番になればいつのまにか頭痛は治まってしまうので、喉元過ぎればなんとか、のように忘れてしまい、結局同じことを繰り返している日々なのです。
 でも、この本を手掛けさせていただき、「読者」として納得できることがたくさんありました。もっと具体的に頭痛の種類を述べるべき、普段の生活、アレルギー、食生活、酒……などなど、具体的に提示することで、もしかしたら違う病名がつけられたかもしれないし、もうちょっと専門的な病院を紹介してもらったり、ということができたのではないかと気がついたのです。
 この本は、病院通いをしている人のためだけでなく、いま健康でも、いつか病気持ちになってしまうかもしれないすべての人のための、病気になってもあわてないようにする1冊です。自分の健康をサポートしてくれる医者と上手に付き合い、ますます健康になるためのバイブルとして、いつでも手元に置いておくと、とても便利だと思います。