本の内容
定価
1400円
発売日

うつ病と闘った1826日の記録

リセット

 映画「Shall we ダンス?」の振り付け、そしてTV「ウッチャンナンチャンのウリナリ!」で、髪を金髪に染めた、ユニークな振付師を覚えていますか?
 突然マスコミから消え、人々の記憶から消えた振付師は、実は、家族の自殺、云われなきマスコミの中傷に傷つき、自殺未遂、そして重度のうつ病と闘う5年間を過ごしていたのです。
 この本は、著者がどのようにしてうつ病を克服していったのかを中心に、うつ病になったからこそわかる、現代がいかに病を助長する社会であるか、そして現在うつに悩んでいる人、愛する人がうつと闘っているという人に向けて力強いメッセージを含んだ、渾身の力を込めた1冊です。
 うつ病は決して「特殊」な病気ではなく、「風邪」をひくのと同じくらい、誰にでも起こりうる病気だということを、ぜひ理解してください。

おもな内容

◆本書の内容◆
第一章 完璧主義
この土地に生まれて/この父母から生まれて/荒れた高校時代/家出/東大受験
第二章 栄光と挫折
ダンスとの出会い/スカウト/リクルート事件/映画「Shall we ダンス?」/母の病気と「ウリナリ!!」/自殺未遂/その日
第三章 壊れていく
遺書/女性誌/決断/自己破産/浅草橋こころのクリニック/強迫性障害/主治医
第四章 生きていく力
薬の作用/薬の副作用/光/自問自答/生き方・考え方を変えるチャンス/音楽の力
第五章 うつ病になって本当によかった
薬との決別/摂食障害/復活/余談
第六章 座談会「絶対零度」の考え方でいこう
理解されにくくて、そして増え続ける病/うつ病になっていくプロセス/うつは育てられる?/「やるな」「頑張るな」/薬の力、薬の魔力/「絶対零度」の考え方でいこう
あとがき―大切な人がうつと闘っているという人へ
うつ病/家族の場合/職場の場合/学校の場合・友人の場合・恋人の場合/最後に

☆ 担当編集者からのメッセージ
私も「ウリナリ!!」が大好きで、毎週楽しみに見ていたひとりです。とくに「芸能人社交ダンス部」の、みなさんの熱心な練習ぶり、そして大会での素晴らしいダンス(とくにナンチャンと杉本彩さんの踊りは圧巻でした)は、見ていて勇気さえ与えられるほどでした。
しかし、この番組のダンスを指導していたわたりとしおさんが、週刊誌のスキャンダルで消え、ちょっとがっかりしたのを覚えています。「うーん、こんなことやっていたんだ」みたいな気持ちで。真実はどうだったのかということを知ろうともしませんでした。一般の人はみんなそんなものだったんだと思います。
今回縁あって、病気を克服したわたりさん(現在はwatariさんですね)とお会いし、その誠実さ、真面目さ、優しさなどに触れるたび、あのスキャンダルが根も葉もないものだったということを確信しました。そして心無いマスコミの罪というものに、怒りさえ感じているところです。
ひとりでも多くの方に、真実を知っていただきたいと思います。そして、うつ病とはどんな病気なのか、風邪をひくように、誰でもうつ病になる可能性はあるのだということ、現代社会が、いかにうつになりやすい世の中であるかということ、そして、大切な人がうつになっているとき、どのようにして力になってあげられるのかを、ぜひ知っていただきたいと思います。
見事に仕事に復帰し、これからはもっと大きな意味でダンスを見ていきたいとおっしゃるwatariさんの、少しでも力になればと思いながら編集に取り組みました。

watariさんの所属事務所「エターニティ」
http://www.geocities.jp/bbpeternity/