本の内容
定価
1500円
発売日

小3までに育てたい算数脳

9歳、10歳ぐらいまでに、ものを考える力、感じる力、つまり脳の「ソフトウェア」はできあがってしまう、という話はすでに知られているところです。
物事をとことん詰めて考える力、俯瞰に見る力、読解力など総称する「算数脳」も、実はそのくらいまでの学習方法、子育て方法、遊びによって培われ、小3までの間に形成されてしまうのです。
「ウチの子は百ます計算がとても得意。だから算数は大丈夫なはず」。いいえ、違います。
「算数なんてできなくたって、別に生きていく上でなんの支障もないじゃない」。いいえ、これも違います。
百ますは確かに大切です。しかしこれは基本中の基本であって、難しい文章題を解いたり、図形問題をパッと解ける能力を身につけたことにはなりません。
また、算数脳を身につけ、どんな問題にも応用できるようになるということは、それだけ子どもの人生の選択肢が増えるということなのです。
この本は、埼玉県を中心に1000名ほどの子どもを育ててきた「花まる学習会」代表、高濱正伸先生の本です。高濱先生は「算数オリンピック」の解説委員もつとめている、「算数のカリスマ」でもある方です。
親として、子どもにどんなしつけをすればよいか、どんな遊びをすればよいか、どのようにして子どもの勉強に付き合ってあげればよいか、また、どんな言葉を「言ってはいけない」のか、高濱先生が実際に子どもと接して、自信をもって感じていることを1冊の本にまとめました。
読んでいて、思わずドキッとさせられることもあると思います。しかし、ぜひ現在子育て中のみなさまには読んでいただきたいと思います。よろしくお願いします。

おもな内容

☆ 担当編集者からのメッセージ
そういえば、小学校高学年から急に勉強ができるようになる子っていましたよね。低学年のときはそれほど目立っていたわけではないのに、4年生あたりから、特に難しい算数の問題を、まるでゲームを楽しむかのように解いていってしまう子。末は博士か大臣か、と言われた子ども時代を過ごした(?)私にとって、うらやましいやら悔しいやら、まぶしい思いでその子を見たりもしていました。
この本の編集をしていくうちに、ああそうなんだ、本当に伸びる子には、こんな秘密があったんだなと、目からウロコ、の思いでいます。
最近の子どもの学力低下、は歯止めが利かないと言われています。少しでもここで踏ん張っておかないと、いまに日本は世界から取り残されていってしまうでしょう。そういう意味でも、この本をより多くのお父さんお母さん、そして教育関係者に読んでいただきたいと思わずにいられません。
ちなみにこの本には、親としてこんな言葉は使ってはいけないという「NGワード」がたくさん紹介されています。「何度言ったらわかるの?」「お父さんに叱られても知らないわよ」「バカじゃないの」「それじゃ、きょうだけよ」などなど。ふだん、何気なく親が子どもに対して使ってしまう言葉たちです。
それがどうして悪いのか、本書を見ていただければわかりますが、私の子ども時代を思い出してみると、決して親からそういうことは言われなかったな、と気がつきました。あらためて親に感謝。関係ない話ですが、そう思っています。