|



巷では「低インシュリンダイエット」が大流行しています。書店にはたくさんの本や雑誌が並び、女性たちが真剣に読んでいる姿も見かけます。このダイエット法はどういうものなのか? 本当に好きなだけ食べてもいいのか? 今回は、生活習慣病に詳しく、インシュリンの権威である久保 明先生(健康ジャーナル総監修)にお話を伺ってきました。
低インシュリンダイエットって何?

ダイエットに関心がある方ならすでにご存知かもしれませんが、低インシュリンダイエットというのは、カロリー重視だった今までのダイエット法ではなく、人が太ったり痩せたりするのに関係があるホルモン「インシュリン」の分泌を抑える食品を摂ろうという考え方です。
(1)食事をすると血糖値が上がります。
(2)インシュリンが分泌され、血液中の糖をエネルギーとして貯えます。また、消費されずに残った糖を脂肪細胞に蓄積させます。
つまり、血糖値が急上昇すると、インシュリンが大量に分泌され、余った糖をどんどん脂肪細胞に送り込もうとするわけです。ですから、血糖の急上昇を抑える食品を摂って、インシュリンの分泌を抑えることで、結果的に太らないということなのです。
GI値は昔からあった

このダイエット法のポイントになっているGI(グリセミック・インデックス=Glycemic
Index)とは何でしょうか? これは、血糖値をコントロールするための数値です。「食物に含まれている糖質の量をもとに、血糖値の上昇率を数値化したもの」なのです。この数値は一般にはあまり広まっていませんでしたが、以前からあったものです。GI値の低い食品を選ぶというダイエット法は理にかなったものといえます。
たくさん食べればやっぱり太る

大ブームになった理由はおそらく「食事制限なしで痩せられる」といったイメージではないでしょうか? 確かにGI値が高い物より低い物を選んで食べるほうが、インシュリンの分泌を抑えられることは事実です。食べないでがまんしてカロリーを減らし、ストレスが溜まったり、健康を害したりする心配はありません。しかし、それも限度問題。「GI値が低いから大丈夫」と、大量に食べて体を動かさない生活を送っていては痩せられません。やはりたくさん食べれば太るのです。「腹八分で」「適度な運動をし」「規則正しい生活を送る」といったあたりまえの考え方を忘れないようにしてください。
まさに、「ダイエットに王道なし」ですね。ダイエットを行っているみなさん、地道に頑張ってください!
ご意見・ご感想はこちらまで
≫ページトップに戻る
|