2001年2月〜2002年9月掲載
   

 

 



 No.1


 とにかく食べない、または、カロリーの低い食べ物だけを必死に選んで、それ以外のものは口にしない。こんな方法を実行して体重を落とし、「やせた!」「やせた!」と喜んでいるあなた、それは一時的な喜びに過ぎないと思った方がよいでしょう。
 無理な食事制限によるダイエットは、あなたの体重を不安定なものにしてしまいます。
「油断をしたら、また太ってしまうかも知れない」という恐怖感とずっとつき合っていくダイエット地獄なんて、いやですよね。友人から食事に誘われても「カロリーの高いものを食べてしまうかもしれない」と心配して、いつも付き合いを断わり、食べたいものを我慢し続けてイライラしながら生活していては、健康にも美容にも良いはずがありません。食事をすることは生きるために欠かせないこと。そして、とても楽しいことであるべきだと思います。



 人間は体温が1度高くなると、
 基礎代謝量が12%も上昇するのです。


人間はどうやってエネルギーを消費しているのか知っていますか?
(1) 体を動かすことで消費される生活活動代謝。
(2) 呼吸などの、生きるために必要な内蔵の働きのために消費される基礎代謝。
(3) 食べることで体温が上昇する働きによって消費される食事誘発性熱代謝(DIT)。  
これらのなかでも基礎代謝は、年令や性別、筋肉体質、または水分や脂肪の多い体質かどうか、などの個人差はありますが、1日に消費されるエネルギーの大半を占めているのです(↓表参照)。

【性・年齢階層別 基礎代謝量】

(四訂食品成分表より)

そして、同じ性別・身長・体重の人でも、体温の低い人と正常な人(36.5度)では、基礎代謝量が違います。人間は体温が1度上昇すると、基礎代謝量が12%も増加するのです。基礎代謝量が多いということは、摂取したエネルギーを体にためずに、スムーズに消費できるということ。これぞ、ダイエットの基本です。

 体温が低いと基礎代謝量が減少する。

寒い冬は、体が縮こまってあまり動きたくなくなります。それとは逆に、春になってぽかぽか陽気になると、今度はじっとしていられないような気分になって体を動かしたくなります。内臓だって同じことが言えるのです。  体温が低いと臓器の機能は低下します。臓器の機能低下は、新陳代謝の低下につながり、肥満の大きな原因になります。

 ダイエットを始める前に、体温をはかりましょう。

そこでダイエットを始める前に、いつも調子の悪い時しか使わない体温計を取り出して、自分の体温を測ってみて下さい!  36.5度を下回るときは、体が冷えていて臓器が正常に働くことができない状態です。そして、体温が低く基礎代謝量が少ないままで始めるダイエットには、「なかなかやせない」「やせてもすぐもとに戻っちゃう」などなど、大変な苦労がともなうでしょう。  体温を上げて基礎代謝量を増やすことが、ヘルシーダイエット成功への近道なのだと思います。

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