2001年2月〜2002年9月掲載
   

 

 






健康ジャーナル社編集部スタッフが、現在進行形の雑誌・単行本の編集こぼれ話、心に留めておきたいこと、怒り、愚痴(?)などを綴ったページです。どうぞごらんあそばせ。

 

 自宅に「全身を写す鏡」がないということは、僕にとって幸せなことだったと、つくづく思います。
 というのは、僕は現在「冷え取り健康ジャーナル」で、健康運動指導士の黒田恵美子先生による新企画「いつでもどこでも体力アップ」の担当をしているのですが、写真撮影をする運動スタジオに大きな鏡があり、そこに毛深いキューピー人形(僕のこと)を発見してしまい、ちょいとブルーな気分になっているのです。

 「毛深いキューピー人形」は、昨年にも一度遭遇しました。友人の家に泊まりに行った際、浴室に大きな鏡があったのですが、そこに、自分によく似たキューピーが一枚一枚洋服を脱いでいく姿があり、思わず声を上げそうになってしまったのです(ちょっと大げさかな)。普段、とくに男は自分の全身をチェックすることはないですし、僕の目から見た僕というのは、何重にもフィルターがかかっていたようで、自分はスマートだぐらいに思っていたのですから幸せ者です。だから、無防備なときに客観的に自分の姿を見てしまうと、あわてふためくという結果になってしまうのですね。

 まあ、僕はそれからウォーキングを始めたり、腹筋、腕立てなどして、ある程度の肉体改造には成功しました。しかし、ある程度と書きましたが、実は本人自信満々だったのです。もう誰からも突っ込まれない理想的肉体! それは、健康診断で「まだまだあなたは太っているのですよ」と暗に言われているような数値が出ても、揺らぐことのない強固なものでした。

 しかし、またこうして現実を見てしまい打ちのめされ(おまけに体脂肪率を測ったらこれがまた凹むような数値)、またまだ自分は精進が足りないんだ、と思っている最中なのです。黒田先生がおっしゃるには、ウォーキングなどをして心拍数が上がらなくなったら、もう少し歩く時間を増やしてみるとか、ちょっとの距離をジョギングに替えてみるとかしないと、有酸素運動にはなりませんよ、とのこと。なるほど。それで最近、ウォーキングを続けていても以前のように痩せなくなったのか、と納得しました。理想的体型になったから、ではなかったんですね。もうワンランクアップを目指さなくてはいけないようなのです。ふうっ。

 それにしても、ときどき我が身を振り返るという意味で、全身を写す鏡というものは持っていた方がいいのかもしれません。堕落はある日突然やってくるものではないのですから、常に気を付けていれば、兆候を見つけたらすぐに修正することができますしね。ときどき、電車内や街の中でびっくりするような振る舞いをする人がいますが、そういう人にも、注意するのではなく、さっと全身を写す鏡を差し出してあげれば、一番効果があるのではないかと思います。無理な話ではありますが。

(S.Y)


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