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健康ジャーナル社編集部スタッフが、現在進行形の雑誌・単行本の編集こぼれ話、心に留めておきたいこと、怒り、愚痴(?)などを綴ったページです。どうぞごらんあそばせ。
健康のリスク管理が私に…
健康雑誌だからこそ、間違った情報には敏感になる。健康を維持するための情報は玉石混交、未検証の学説も多い。そんななかで情報だけを提供して、「ハイ、この中から好きなものを選んでちょうだい」、もしくはプロモーターのように「あなたがどんな人かは知らないけれど、とにかくオススメなのはコレ!」と提示するのは、ちょっと安易な気がしてしまう。薬事法の問題もある。
そこで(という訳でもないのかもしれないけれど)、『冷え取り健康ジャーナル』は現在、最新の医学情報に詳しく、臨床医師としての経験も豊富な久保明先生に、一冊まるまるすみずみまで目を通してもらっている。
その久保先生が、その名も「健康寿命ドック」という、今までの人間ドックよりも、もっと親切で、間口の広い人間ドックを開設することになった。
「親切な」というのは、今までの人間ドックでは「あなたは中性脂肪の値が多いから、もっと栄養バランスのよい食事を心がけましょう」で終わっていたのが、その栄養とは自分の場合は具体的に何なのか、ビタミンAなのかBなのかCなのか、それがどれくらい足りていないのか、そこまで提示してもらえるのだとか。
「間口が広い」というのは、今までの人間ドックは中年のおじさんたちが生活習慣病を早期発見するために使っていたという印象だけれども、「健康寿命ドック」では、病気を見つけることだけが目的なのではなく、自分の体がいまどのような状態にあるのか、将来的にどんな病気になるリスクがどれくらいあるのか、つまり「いま自分はどれくらい老化しているのか、病気にならないためにはどうすればいいのか」を教えてくれるのものだという点で、
具体的な検査項目は、
1. 尿検査
2. 身長・体重測定
3. 体組成検査(筋肉や脂肪の付き具合をチェック)
4. 重心動揺検査(平衡感覚をチェック)
5. 眼底検査(体内の血管を外から直接観察)
6. 頚動脈検査(血管の断層写真を観察)
7. 骨密度測定
8. 四肢血圧測定(右左手足によって異なる血圧をチェック)
9. 血液検査(血液の流速をチェック)
以上、これらの検査は、たった2時間程度で終わる。これならば、今まで人間ドックに入るような時間のなかった忙しい人でも、気軽に受診できる。
このようなタイプの人間ドックは今後、新基準として一般化されていくものと予測されている。ということはつまり、自分の体のリスク管理を、各々が、確実にできるようになるということか。さまざまな健康情報のなかから、自分に必要なものを選ぶための基準がわかるようになる、ということなのか。
なんだか責任重大だなあ、と思う。患者として、自分の体のリスクを管理する資料はそろった。それを生かせないのは自分の責任意志だ、ということになるのかな。
私は意志が弱い人間なので、人間ドックはおろか、きっと来年も健康診断すらキャンセルしてしまうかもしれない…。
ああ、でもこのままではいけないな。見えているのに見えないふりをしているお腹のぜいにくをつまみながら、ベストを尽くす生き方をしたいという本能がメラメラとわいてくる。もう一度小学校に入り直して、自分の体についてまじめに考えたり、現実を受け止める強い心や、いろんな資料を生かして結論を導き出す方法を、イチから学び直したいような気持ちになってくる。
ふじこ
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