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健康ジャーナル社編集部スタッフが、現在進行形の雑誌・単行本の編集こぼれ話、心に留めておきたいこと、怒り、愚痴(?)などを綴ったページです。どうぞごらんあそばせ。
息子たち〜癒し〜
私は独身の身で息子が二人おります。かなり大変ですが、彼らに癒される日々を思えば。
今回は、彼らとの戦いのプロローグを少し。
今から3年少し前のある夜、私が遅く自宅へ帰った日、マンションの鍵を開けると当時に、疾風の如く家の中に駆け込んで行った黒い影。急いで玄関から次々と恐る恐る電気を付けて行くと、台所マットの上にお座りをして『ミャー』(お腹空いたよう)と鳴く黒猫のチビがおりました。飼えるマンションではなかったし、でもお腹を空かせて可愛そうだと思い、その日はツナ缶をあげて外に帰しました。
翌日、家に帰ると玄関に黒い影。これはまずいと思い、今度は近くの公園まで連れて行き、いけないとは思いながらもコンビニで猫缶を購入し与えました。
その翌日、家に帰るとまた玄関に黒い影。この繰り返しががマンション中の噂となり、自治会長さんが保健所に引き取ってもらうと大憤慨。そのマンションの殆どは賃貸ではなく、また猫嫌いの人が多かったこともありました。
すっかりなつかれ情も沸いていましたし、人間のエゴで不要なもの扱いされる猫が可愛そうでした。『私が大家さんにお願いして飼います!』
(これが、後にマンションを追い出されるというなんとも過酷な運命の幕開けだったんですが…)これが長男との出会いでした。
そして1年半前、寒い雨の日、その日友人の披露宴の受付を頼まれていた私は駅へと急いでおりました。すると何処からかか細い子猫の鳴き声が…。やばい!と瞬時に判断した私が目を背けた先に、なんとずぶ濡れになって凍えているまだ生まれて1ヶ月くらいであろう子猫を見つけてしまいました。どうしようもこうしようもなく、気付いた時には私の腕の中。お母さんとはぐれてしまったのだと思い、その子を抱いてあちこち探してみましたが見つからず。そのまま置いてもいけず、しかし、まさか披露宴会場には連れて行けないと思い、近くに長男がかかり付けの獣医さんがいることを思い出し、友達に連絡をし受付を代わってもらい、駆けつけました。
事情を説明して、夕方までには引き取りに来ますからとお願いしたところ、その病院の受付の女性達は、私と目も合わせず『預かれません。お引取り下さい。』と一言。それでも食い下がると、今度は奥から大御所のような恰幅の良い女性が現れ『無理です!』
そこは、正しい猫の飼育法・獣医の選び方などの本を出している、有名な先生の動物病院でした。もう2度とここには来るまいと心に誓い、近くの雑貨屋さんで子猫を入れるバスケットを購入し、披露宴会場に向かいました。パーティの間は、車で来ている友達に事情を話し車を開放してもらいました。
これが次男との出会いでした。
さて問題は、拾った子をどうするかです。2匹飼う余裕なんて私にはありませんでしたので、里親を探さなくてはと当初は考えておりました。先住者との相性の問題もあります。まだ小さいとは言え男の子同士。縄張り争いも有りうる。とりあえず次男は野良ちゃんでしたので、当時開院したばかりの他の動物病院へ連れて行き、検査とノミの始末をしてもらって、問題無しとのことでいざ我が家へ。
| 1日目: |
長男は異物としか次男を扱う。とても一緒に放して置けない。 |
| 2〜4日目: |
次男をゲージに入れ、とりあえず二人の様子をうかがう。長男は、気になるが近寄れない。 |
| 5〜7日目: |
次男をゲージから出す時間を作る。長男は恐る恐る近づいては、次男に追いかけられて逃げるを繰り返す。威嚇は無くなってきた。 |
| 8〜9日目: |
大分慣れてくる。長男が威嚇することはもう無い。ただ扱いに困っている様子。 |
| 10日目: |
一緒に丸まって眠るようにまでなる。 |
簡単に書きましたが、猫社会では実は簡単なことでは有りません。先住者がこんなにスムーズに受け入れることは稀なのです。次男が小さかったと言うこともあるでしょうが、長男の出ないおっぱいを吸い・吸わせる二人(2匹)の姿は、おかしくも心和まされる場面でした。長男の心の広さにも驚いたし、とにかくやんちゃだった長男が、すっかり大人になって次男の面倒を良くみるようになり、猫から大事な事を教えられた気がしました。
血が繋がらなくとも、小さいものを守ろうとする本能。人間も猫も変わりは無いのだと。
そして私は、この二人(2匹)を引き離すことが出来なくなってしまったのでした。
(私が離れられなくなったとも言う)
ひょんな事から猫を飼うようになって、彼らがいかに迫害されているかを知るところとなりました。
元々、猫はずっと外で暮らしていたのです。その環境をことごとく奪い、住みづらくしたのは私達人間。せめて共存できる環境を作ってあげようと考えても良いのでは。
どんなに偉そうな事を言っても、野良猫全部を幸せにはしてあげれません。でも、まず目の前にある出会った命は守ってあげたいと思うのです。
今、地域猫活動が広まっています。地域に住みついている野良猫を保護し、去勢・避妊手術を施し戻します。そして、周囲の住民達がご飯を与え、掃除をして彼らが生きていけるよう、共存していく環境を作り上げる。野良猫だからといって命を奪っていいものではないと、やっと法律も変わって来ました。その猫達の耳には、地域猫の証としてピアス等を付けることになっています。どうか、嫌いだからとか迷惑だからと、彼らの健康や命を奪うようなことをしないで欲しい。それでは、今人間の間で問題になっている"いじめ"と変わりがないような気がします。
アニマルセラピーやCMタレントとして活躍できる子はほんのわずか。その子達に、人間は癒されているというのに。
びびあん
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