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健康ジャーナル社編集部スタッフが、現在進行形の雑誌・単行本の編集こぼれ話、心に留めておきたいこと、怒り、愚痴(?)などを綴ったページです。どうぞごらんあそばせ。
「ブロッコリースプラウト」という野菜が話題です。
いわゆるブロッコリーの「芽」のことなのですが、ガンを抑制するサルフォラフェインという酵素が、通常のブロッコリーの約30倍も含まれているらしく、正に夢の野菜。こりゃすごい、さっそく食してみなくては、とスーパーに駆け込んだ「新しもの好き」の私なのでした。
スーパーには、私のような新しもの好き、あるいは健康オタクをばっちりターゲットにしたPOPがずらり。「テレビで話題!」「ある○○大○典でも取り上げたあの野菜!」なんて書いてあると、すぐに飛びつくのはいかにもミーハーで、恥ずかしくてかえって手が伸びないのではとは思いましたが、どうもそんなことは関係ないようで、ものすごい売れ行きです。大きなスペースを陣取って並び、みなさん次々に買い物カゴに入れていきます(ああ、こんな風にウチの書籍が売れてくれればなあ、などと一瞬思ったりもしましたが……)。
見た目はかいわれ大根をもっと縮小した感じの「ブロッコリースプラウト」。こんな弱々しそうな植物が、あのボテッとしたブロッコリーに変身するなんて、ちょっと想像がつきません。味もやはりかいわれ大根の仲間のようで、ピリッとしたおいしさ。サラダによく合う野菜、という感じです。
値段もそんなに高くないし、あの「O−157」事件でミソをつけたかいわれ大根に代わって、いずれ「つけ合わせ野菜」界(そんなものがあるのか)の、新しいヒーローに十分成り得るのかもしれませんね。
それにしても、現代は健康ブーム真っ盛りで、まあウチの会社もその一端を担っているのかもしれませんが、健康にいいといわれる食べ物が日替わりで紹介され、それがまたたくうちにスーパーで品切れになり、の繰り返しです。しかし、その食べ物の流行というものは長続きしたためしがないですね。いまでもココアを一生懸命飲んでいる人って、いったいどのくらいいるだろうか、などと思ってしまいます。
消費者としては、あれがいいと言われたから買った、これもいいと言うから買った、で済む話ですが(あんまり利口そうではないですけどね、おっと自分のことか)、生産者からしたら、ブームというのも考えものです。このブロッコリースプラウトブームで、どのくらいの生産者が、かいわれ大根を見限ってこの生産を始めるのか、そしてブームが去ったらどうするのか、などと人ごとながらに心配してしまいます。
生きていくためには人間貪欲でないといけません。ビジネスチャンスはグッと掴み、引き際がきたらサッと引く。これでいいと思いますし、それが商売の醍醐味だとも思いますが、これがペット業界のようなところでの話となると、ちょっと考えてしまいます。
流行にしていいものと、してはいけないものとがあるのかもしれません。さしずめ「健康」に関しては、基本の健康についてしっかりと認識し、手に入れた上で、あーでもないこーでもないと、楽しく検索するのに限る、と思います。
(S.Y)
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