2001年2月〜2002年9月掲載
   

 

 



 

 

健康ジャーナル社編集部スタッフが、現在進行形の雑誌・単行本の編集こぼれ話、心に留めておきたいこと、怒り、愚痴(?)などを綴ったページです。どうぞごらんあそばせ。

 

神保町、いいね。好きな街だ。とくにすずらん通り。東京で好きな街の4つに入る。御茶ノ水・神保町界隈に通っていた大学時代から10年近くたって再び通えるようになって嬉しい。しかもあまり変わっていないのがまたいい。ぼくにとっていい街の条件のひとつは「車が頻繁にとおらないこと」。つまりブラブラ歩けることだ。車がビュンビュン通っていると、危なくてしょうがない。本屋好きなぼくは1日1回は本屋に入らないと気が納まらない。その点、神保町はいい本屋がいっぱいある。それをグルグル回れるだけで楽しい。しかも、安くてうまいメシ屋があって、いい喫茶店(カフェって呼ばれないようなところ)があって、買ったばかりの本を広げるのはワクワクする。そのすずらん通りで、昼どきにむさくるしい男連中(サラリーマンや学生)が常に5、6人並んでいるメシ屋がある。学生街の洋食屋って感じで、「オシャレ」とか「カワイイ」とかから遠い地平にある店。ここが滅法うまい。男たちがワシワシ食う。汗かきながらハフハフ食う。狭い店が熱気であふれる。皿を洗うときのドガチャカドガチャカいう音。カレーすくうスプーンが皿にぶつかりカーンカーン鳴る。入れかわり立ちかわりで客が往来する。ぶつかる。店員のオバチャンのどでかい声。騒がしい。それがいい。最高である。

「健康も文脈で語られたがっている」のではないか。

「テクニックとしての健康」「情報としての健康」では捉えきれない健康。それもまた「健康」。

「生活の文脈の中で語られる健康」の本をつくってみたいものである。
それは、ある種の「祭り」とも関係があるような気もするのである。

(m)


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