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健康ジャーナル社編集部スタッフが、現在進行形の雑誌・単行本の編集こぼれ話、心に留めておきたいこと、怒り、愚痴(?)などを綴ったページです。どうぞごらんあそばせ。
夏の後半の小さな目標
暑い日が続いていますね。去年も猛暑だったように記憶していますが、今年はより暑さがパワーアップしているのでは? 気のせいでしょうか。
この暑さは地球規模のようで、世界各地で影響が出ているようです。日本でもいろいろな現象が起きていて、先日友人から聞いた話では、見たこともないようなカブトムシやクワガタムシが関東近隣の森林に出現しているのだとか。近年の昆虫ブームで南米や東南アジアから輸入され飼育されていたものが逃げ出して、日本在来種と交尾して新たな種(?)が誕生し徘徊しているらしいのです。南米産のカブトムシが十分に生きていけるぐらい日本は暑いのですね……。
こう暑いと涼しげな本を読むにかぎると、読み出したのが星野道夫。アラスカに渡り野生動物や人々の暮らしを撮り続け、惜しくも熊に襲われて急逝してしまったカメラマンです。アラスカの写真を見ていると、頭の中もヒンヤリ涼しくなるのでした。
星野道夫によるとアラスカには雪を表す言葉がたくさんあるそうです。昔アラスカ原住民とアメリカ政府が話し合うときにエスキモーの老人が、「英語ではどうしても自分の気持ちをうまく伝えられないので、自分の言葉で喋りたい。英語で雪は『snow』だが、わしたちにはたくさんある……」と語りました。それだけエスキモーにとって雪は身近な存在なのですね。
では、そのいくつかを紹介すると、
アニュイ……降りしきる雪
アピ……地面に積もった雪
クウェリ……木の枝に積もる雪
プカック……雪崩を引き起こす雪
スィクォクトアック……一度解けて再氷結した雪 などなど。
雪崩を引き起こす雪ってどんな雪なんでしょうね。ともかくもっと細分化されているようなので、アラスカに行ったら雪の種類を覚えるだけで大変そうです。
この話を読んで思ったのが「汗」について。ニオイの原因になるとか、かっこ悪いとか、すっかり汗は夏の嫌われ者bPの座を獲得したようです。
まだクーラーがなかったころ、汗は日本人にもっと身近な存在だったのだと思います。あぶら汗、冷や汗、汗水、汗だく、汗みどろなどなど、汗にちなむ言葉はたくさんあります。が、近年では日本人にとって汗はただの「汗」、アメリカ人の「snow」と同じ扱いになってしまっているようです。
汗には体温調節機能という立派な役目があります。最近の子供は小さなころから夏はクーラーの効いた部屋にいることが多く汗をかかないので、汗腺が発達せず体温調節機能が低下する傾向にあるそうです。子供だけではありません。大人だって一日中クーラーが効いたオフィスで過ごしています。大人も汗を忘れているのですね。
こんなことではいけません。汗をかくときはしっかりかいて、体温調節機能を保つぞー!夏の後半の小さな目標にしようと思います。
(T.H)
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