2001年2月〜2002年9月掲載
   

 

 






◆「1/fゆらぎ」ってなに?
 ものが時間とともに不規則に変化することを「ゆらぎ」といい、自然界に存在するべてのものはゆらいでいます。1/fゆらぎとは秩序と無秩序の中間にあるほどよく変化するゆらぎです(fはfrequency=周波数)。自然界の一員である私たちの生体リズムも1/fゆらぎを持っていて、これが自然界のゆらぎとシンクロして快適と感じ、リラックスするのです。
 渓流のせせらぎ、木立を揺らすそよ風、入り江のさざ波、植物の細胞の配列といった自然の事象、そしてクラシックからポップまで、音楽と呼べるものはほとんどが1/fゆらぎを示すことがわかっています。

◆日常にもある「1/fゆらぎ」
 海や山へ出かけて行かなくても、私たちの日常の中にも1/fゆらぎは存在します。例えば木と紙で構成されたかつての日本家屋の壁や天井の木目、畳の目。不規則な美の結晶である日本庭園。染付の磁器や江戸小紋など、熟練の職人が描く規則的な中にも微妙なズレを持つ図案などなど…。無意識のうちに1/fゆらぎに囲まれて生活していたのです。今ふたたび和風のインテリアや雑貨が人気を集めているのは、機能重視でゆらぎのないモノに囲まれて息が詰まってきているからかもしれません。
 現在ではコンピュータでパターンや色彩を1/fにゆらがせてデザインしたものも商品化されています。伝統モノからハイテクモノまでさまざまですが、波長の合うものを上手に取り入れてみたいですね。


★ 今月の癒しdisc★

      〜アーティストは「癒し」なんて言葉で括られるのを嫌がってることを百も承知でご紹介〜
 slow anthology/lakeside(=レイクサイド)OZD−065

ギター2本のアンサンブルによるアンビエントインストゥルメンタル(ゴンチチをイメージしないでね)。「湖畔」に佇んで見つめる水面を風が渡っていく…、そんなサウンドが副交感神経を高めてくれます。何を隠そう私自身、生演奏中にまどろみに誘われたことが(←ほめ言葉です)。

 song/lakeside EHE−021

ファーストアルバム「slow anthology」収録曲を、ボーカルを入れることを条件に複数のアーティストがリミックス。渚十吾、直枝政広、さかな、ラブクライ他が参加。原型を留めないほどに加工された曲もありますが、どれも「うたもの」として完成度高いです。
OZ DISC HP http://www09.u-page.so-net.ne.jp/sa2/compact/oz/index.html

 

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