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「寝たきり」と「ボケ」は、老人にとって「ガン」をもしのぐ2大恐怖と言われています。
でもいたずらに不安をつのらせないで。
自分の力で、予防対策をすることはできるのです。
もしもあのときあきらめていたら…

佐賀県 C・Mさん(50歳)

私の実家では、現在90歳になる母と53歳になる兄が2人暮らしをしています。
平成11年のお正月を過ぎた頃、「母の様子がどうもおかしい」と兄から電話がありました。急いで実家に戻ると、一見、母の様子は普段と変わらない感じだったので安心したのも束の間、母が突然「お金がなくなった」と騒ぎ始めました。それから改めて家の中をよく見てみると、台所の流しの中には汚れた食器と、なぜか靴下とタオルが山のようになっていました。そこには包丁まで突き刺さっていました。奥の部屋の中はたんすの引き出しから投げ出された衣類が散乱していました。「お母さん、何しよっと?」と尋ねると、「片づけている」と答えます。先ほど騒ぎ始めたときの顔とは一転して穏やかな表情になっています。「落ち着いてよかった、やれやれ」と思ったとたんに、再びおだやかだった顔とはうってかわり、目を吊り上げて、突然怒りをあらわにしました。そして仕方なく病院から処方された安定剤を飲ませると、一気に気が抜けたような状態になりました。
それからは戦いが始まりました。兄や姉妹みんなで協力して、交代で母の世話をしました。実家に通って衣類の山を、来る日も来る日も片付けました。しかしいくら実母とはいえ、つらいときもあり、肉体的にも精神的にも限界が見え始めました。医師の言うとおり病院に入ってもらうよりしかないか…、と悩んでいる頃でした。冷え取り健康法のことを思い出したのです。
「病院に入れるのは冷え取り健康法をさせてからでも遅くはない。もう一度、みんなで力を合わせて母の世話をしよう」と決意し、気泡風呂、足湯、健康補助食品、健康飲料水など、総合的に取り組みました。真剣でした。すると1か月たった頃だったでしょうか。母に変化が表れ始めました。優しい声で、「ごめんね」と言ったのです。この言葉を聞き、「もしかしたら元気になるかもしれない」と確信を深めました。
それからはさらに徹底的に冷え取りをさせたいと思い、5月の連休を利用して、母を私の家に引き取ることにしました。
その頃の母は1日に3時間しか睡眠をとりませんでしたが、母が起きている間は、1日何回でも気泡風呂と足湯を繰り返しました。すると連休が終わったその日から、母の状態が嘘のように改善して、意識がはっきりしてきたのです。加えて、以前のように体が痛いといって寝込むこともなくなってきました。
もしもあのときあきらめて、病院のお世話になっていたら、今日の元気な母の姿はなかったかもしれません。元気になった母を見るたびに、家族みんなで心から冷え取り健康法に感謝しています。
(冷え取り健康ジャーナル13号P60より)
コラム
●「ボケ」の種類
■脳血管性痴呆
脳の血管にできた血栓や腫瘍などが原因で起こる。予防も治療もある程度できる。
■アルツハイマー型痴呆
脳内に溜まる老人斑や神経原繊維変化が原因とされる。予防、治療とも困難といわれているが、症状の進行を遅らせる薬も開発され研究が進んでいる。
■年齢依存性記憶低下
いわゆる「物忘れ」であり、高齢に伴う生理的老化。誰にでも起こるもので、予防も治療も可能
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