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NO.3
食生活をおろそかにすると、低体温の原因にもなります。 体が病めば心が病むのも当たり前。でも、 結構多くの家庭でキレる&冷える毎日を送っているのです。
あなたの家庭は大丈夫でしょうか。
知らずにキレる子にしていませんか?
キレる子どもが日本全国で増えています。実際に子どもを取り巻く環境は、年を追うごとに悪化するばかり。子どもを持つ親にしてみれば、わが子をキレない子どもに育てる方法をぜひとも知りたいところです。医学博士の鈴木雅子先生は、食事がキレる子どもを作ると指摘しています。なかでも特に大切といわれる朝食を次の項目でチェックしてみましょう。
- 朝食を食べるより寝ていたい。
- 時間がないので、菓子パンやインスタントものですます。
- 食欲がないので、コーヒーなど飲み物だけ。
- いろいろなおかずを、用意したり食べている余裕がない。
- 朝食を食べる時間はみんなバラバラで、一人で食べることが多い。
- 用意しても家族が食べてくれない。
- やせたいから朝食は摂らないことにしている。
いかがでしょう。もっとも、理想の朝食と現実とのあいだには、たくさんのハードルがあるもの。それに、時間的に余裕のある昼食や夕食で補えばいいのではないかと思うかもしれません。では、どうして「朝食が大事」なのか考えてみましょう。
脳へのダメージ、低体温の原因にも
大人の脳の重量は体全体のわずか2%ですが、体に必要なエネルギーの20%を消費するといわれています。脳のエネルギー源であるブドウ糖は、長い時間蓄えておくことができません。だから、三度の食事のたびにきちんと補給することがとても大切なのです。朝食を抜くと、もっとも頭が働くといわれる午前中に、脳へのエネルギー供給がストップするというダメージを与えることになります。夕食を8時に摂ったとして、次の日の昼食まで16時間以上もあります。体と違って脳は寝ているあいだも起きている時と同じくらいエネルギーを消費するので、夕食で摂った分はすっかりなくなっています。朝食抜きが習慣になっているとしたら、あなたの脳は毎日ダメージを受け続けているのです。
成長期にある子どもには、もっと深刻な問題です。きちんと朝食を摂らないと、たとえ知能が高くても授業が理解できない、我慢ができない、イライラしたりすぐカッとなる、ストレスに弱くなるなどの影響があるといわれています。これらは一般的にその子の性格や家庭でのしつけが原因だと考えられ、食生活は見過ごされがちです。しかし、脳を過酷な状況に置いたままいくらしつけや教育をしても、なかなか成果は上がりません。
最近大人も子どもも低体温の人が増えていますが、朝食は睡眠中に下がった体温を高めるという重要な役目もあります。現代の夜型生活は、ただでさえ体温のリズムを乱しがち。カロリーの高い夜食やスナック類は、ますます朝食を遠ざけます。朝寝坊組をターゲットにした、ゼリーやビスケットタイプのインスタント朝食も、きちんとかんで消化して頭と体を目覚めさせる役目が抜け落ちています。昔ながらの朝食や早寝早起きは、体温をベストの状態に保つという点からも大変優れていました。
忙しいから時間を味方につける食事
それでは、忙しくてもおいしく朝食を食べるために、問題をクリアしていきましょう。
- 作る時間がない
夕食中や食器を洗う間に、翌日の味噌汁の具や煮物を煮ておきます。煮物は味がよくしみて、朝にあわただしく作るよりおいしさも数段アップ。インスタントものは手軽に食卓をにぎわしてくれますが、体を冷やす食品添加物がどっさり。品数は少なくても、ひと鍋に体を温める根菜をたくさん入れられる煮物や、野菜スープがオススメです。
- 食べる時間がない
今の生活を少し朝型にして、時間を作りましょう。ギリギリまで寝ているよりも、ちゃんと食べた方が体も温まり体調もアップします。どこかで夜更かし&朝寝坊の悪循環を断ち切りたいもの。それには、夜更かししても朝はきちんと起きるという意志が必要です。
- 朝は食欲がない
食欲が出るためには起きてから20〜30分ぐらい必要だといわれています。飛び起きてすぐに家を出なければいけないとしたら、ちょっと朝寝坊のしすぎ。パジャマのままでなく先に身支度を整えてから食べるなど、順番を工夫して時間をやりくりしてはいかがでしょう。
- 毎日3回も食べるのは面倒
3回分の栄養を2回で摂ると計算上は合っているように思えますが、脳のための栄養ブドウ糖は食べだめがききません。それどころか、余った栄養は皮下脂肪として蓄えられます。もちろん脳の栄養としては使えません。食事は1日3回と心がけましょう。
- 出かける時間がみんなバラバラ
大人も子どももスケジュールに追われている現代では、朝も夜も一人で食事をする子どもが増えています。残業続きのお父さんと夕食を食べるのは大変ですが、実は朝食が一番家族そろって食べやすい食事なのです。一番早く出かける人に合わせて、家族みんなで食卓を囲むと決めましょう。朝の会話は朝食と同じぐらい貴重な心の栄養です。
最近は朝食抜きの親に合わせて子どもまで食べなかったり、親が用意しない家庭が増えています。これでは親子で低体温や病気になったり、始終イライラするのも当たり前。子どもを取り巻く環境をすぐに変えることはできませんが、我が家の朝ご飯なら早速明日からでも見直せます。心も体も健やかな毎日のために、おいしい朝ご飯と冷え取り健康をお忘れなく。
主な参考文献
「ちいさい・おおきい・よわい・つよい」No22.ジャパンマシニスト社
「おかしいぞ子どものからだ」正木健雄著/大月書店
「その食事ではキレる子になる」鈴木雅子著/河出書房新社
「食事が不規則な人のために健康メニュー・スタイルブック」女子栄養大学出版部編
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