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No.4
食べ物は体だけでなく、心や脳の健康まで左右するというのに、身のまわりにはアブナイ食べ物があまりにも多い現代。
それら全部を避けることは至難の業です。
今回は子どもの心の冷えに大きく関わる飲み物を取り上げます。

添加物水溶液のジュース
これからの季節、温度計の目盛りと競争するようにジュース類の売り上げも伸びます。コンビニや自動販売機で手軽に買えるため、1日に何本も飲むという子どもも増えています。清涼飲料水というといかにもさわやかそうなネーミングですが、中身は砂糖と食品添加物を水で薄めたようなもの。そのなかで、特に子どもたちの問題行動に深く関わる添加物を集めてみました。
●着色料
消費者の安全志向から、タール色素などの合成着色料は減ってきました。しかし、代わって増えてきた天然の色素の中にも神経系にダメージを与え、学習・運動への意欲や機能を低下させるなど、合成着色料と同じぐらい危険なものがあります。
●酸味料
コーラなどによく使われるリン酸は、体内のカルシウムを破壊するので、骨がもろくなるだけでなく、ちょっとしたストレスにも弱くなります。
●カフェイン&アルコール
最近は小学生も愛飲しているという栄養ドリンク剤には、カフェインやアルコールがかなり入っています。ほどよいカフェインは大人の脳の働きを活発にさせますが、子どもの脳には不安感やイライラを引き起こします。アルコールも子どもの脳によくない影響を与えます。
アメリカの少年院では、実際に清涼飲料水やスナック菓子の添加物が、非行少年たちの行動を大きく左右していることをつきとめています。また、ジュース類にはこれらの添加物以外にも、保存料や香料など、発ガン性や催奇形性を指摘されているさまざまな添加物が含まれています。
もう一つの見えない罠「砂糖」
清涼飲料水には、食品添加物のほかにも砂糖がどっさり入っています。1本の缶ジュースの中には、およそ30gほど、多いものには45gもの砂糖が含まれています。子どもが1日に摂る糖類の目安は体重1kgあたり1gなので、ジュース1本でも摂りすぎてしまいます。砂糖の原料サトウキビは、温かい地方の植物で、陰性(=体を冷やす作用がある)食品です。さらに、水代わりに飲んでいると肝心の食事が進まなくなり、栄養のバランスが崩れて、特に心の安定に重要なミネラル類が不足します。
また、ジュースで手軽に大量の糖分を摂ると、体の血糖値はいきなり上昇します。体は上がりすぎた血糖値を下げるため、急いでインシュリンを放出。すると今度は、血糖値が下がりすぎて手足は冷え、イライラや不安感、うつの状態になります。下がりすぎた血糖をふたたび上げる時には、攻撃ホルモンといわれるアドレナリンが増えます。1日何度もジュースをがぶ飲みしていると、血糖値も気分もジェットコースターのように上がったり下がったり。このような食生活を繰り返せば、インシュリンが出っぱなしになっていつもイライラし、手足も冷えたままの低血糖症を招きます。
ただし、砂糖を恐れるあまり、合成甘味料を選ぶのも危険です。合成甘味料には、動物実験で発ガン性や染色体異常が報告されているものもあるからです。
大切な水分は、しっかり選んで与える
本来水分は、体の機能がスムーズに働いたり、たまった老廃物を排泄するためには欠かせません。子どもたちには、ぜひ体に害のない飲み物を与えたいものです。特に味覚が発達する乳幼児の頃には、添加物の多い飲み物をできるだけ与えないことがポイントです。オススメは煮出した麦茶や農薬の少ないお茶。冷蔵庫には親の目できちんとチェックした、安心できる飲み物を用意しておきましょう。砂糖の摂りすぎによる冷えにも、十分注意してください。
ジュースのがぶ飲みは血糖値も気分も、上がったり下がったり…
主な参考文献
「食原性低血糖症」
大沢博著/ブレーン出版
「わが子の体に恐い食べ物いい食べ物」
石原結實著/青春出版社
「子どもの好きなスナック菓子・清涼飲料水早わかり」
食べもの文化編集部編/芽ばえ社
「恐るべき食品添加物と問題児」
津野志摩子著/バーディー出版
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