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ゴミの焼却量が先進諸国の中でもっとも多く、ダイオキシン汚染大国ともいわれている日本。
それなのに対策は欧米より10〜20年も遅れ、発ガン、奇形児出産、流産などの増加が報告されています。
深刻なダイオキシン汚染の現状と対策を考えてみましょう。
免疫システムを攻撃するダイオキシン
一昨年の2月、あるニュース番組をきっかけに、埼玉県所沢産の野菜がスーパーから閉め出されたのを記憶している人も多いでしょう。この騒ぎは、所沢の野菜が史上最強の毒であるダイオキシンによって、高濃度に汚染されていると報道されたために起きました。ダイオキシンは、いまや人々がパニックに陥るほど恐れられています。
ダイオキシンは、急性毒性で青酸カリの1000倍、サリンの2倍といわれるほど強い毒性を持っています。それ以上に恐ろしいのは、じわじわと体を蝕む慢性毒性。今までもっとも発ガン性が高いと考えられていた物質の、10倍以上もの発ガン性があることがわかっています。実際に、高濃度に汚染されたゴミ焼却場の周りでは、住民の約半数がガンで死亡しているところさえあります。これは、ダイオキシンはごくわずかな量でも免疫細胞の形成にダメージを与えるからです。私たちの体では、毎日いくつかの細胞がガン化していますが、免疫細胞がすぐに攻撃するので発病には至りません。ところが、免疫力が低下した体では、ガン細胞の増殖を防ぐことができなくなってしまうのです。
命の源に決定的なダメージを与える
今、出産現場では口蓋裂【こうがいれつ】や指が多い少ないなどにとどまらず、無脳症などの深刻な奇形が増えているといいます。動物実験でも胎児の細胞分裂が盛んな時期にダイオキシンを投与すると、ごく微量で奇形を起こすことが確認されています。
ダイオキシンの影響は、生命誕生の前からすでにはじまっています。不妊をもたらす子宮内膜症、精子減少もそのひとつ。ベトナム戦争でダイオキシンを浴びたアメリカ兵は、のちに健康な女性と結婚しても、多くの先天異常児が生まれました。母体だけでなく父から子への汚染も深刻であることがわかります。
ダメージが大きいと、胎児は出産までもたず、もし生まれても育つことができません。初期の流産のほとんどが胎児の先天異常によるものといわれていますが、ダイオキシンによる土壌汚染がひどいある地域では、流産や新生児死亡率が急増しています。
ダイオキシンによって免疫力が低下すると、あらゆる感染症にもかかりやすくなります。常に冷えを取って免疫力や自然治癒力を高めておきましょう。
毎日の生活でダイオキシン対策
(1)
毎日の生活でダイオキシンを出さない
燃やすとダイオキシンを発生する塩化ビニール製品は買わない、捨てる時はきちんと分別するようにしましょう。ダイオキシンを発生させる危険があるので、自宅でゴミを燃やさないこと!
(2) ダイオキシンを体に入れない
ダイオキシンは主に汚染された食べ物から体内に蓄積します。魚は脂ののった近海魚や内臓を避け、肉類や乳製品もほどほどに。穀類や豆類はダイオキシンが少なくオススメ。

(3) 体のダイオキシンを減らす
食物繊維と葉緑素は、体内のダイオキシンの排泄を助けます。食物繊維を多く含むオクラや玄米、葉緑素を多く含む小松菜、チンゲンサイ、ほうれん草、ブロッコリーなどを積極的に摂りましょう。
《主な参考文献》
「超猛毒ダイオキシン」 渡辺雄二著/ふたばらいふ新書
「よくわかるダイオキシン汚染」 宮田秀明著/合同出版
「胎児からの黙示」 綿貫礼子著/世界書院
「ダイオキシンから身を守る法」 宮田秀明著/成星出版
「ダイオキシン最前線」 日本テレビ報道局報道特捜プロジェクト編/日本テレビ出版部
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