2001年2月〜2002年9月掲載
   

 

 




寒さいよいよ本番です。お風呂が恋しくて、家路をたどる足も、つい速くなってしまいますね。
のんびり、ゆったりの半身浴の効果は以前お伝えしましたが、さらに気持ちよく、お風呂の効果がより得られる入浴法、「寝湯」「浮遊浴」をご紹介します。ただし、これらは狭い一般のお風呂ではちょっと無理。温泉やクアハウスなどに行ったとき、ぜひ試してみるといいでしょう。


 寝浴のリラックス効果

文字通り水中で寝るように体を横たえる入浴法です。もちろん顔は呼吸できるように上を向け、頚部やあごの力も抜けるように、枕で調節します。
 寝浴は体に水圧があまりかからず、温度さえ39℃前後の微温浴にすれば、高血圧症や心臓病の方でも、かなりの長い時間入浴を楽しむことができます。
 しかし、なんといっても寝浴のメリットは「リラクゼーション効果」です。脳波の測定結果では、心理的にリラックスしたときに出るα(アルファ)波の出現頻度が、寝湯では普通の入浴に比べて多くなっています(図参照)。
 そのほか寝湯は筋肉の弛緩度も高くなるため、関節や筋肉への負担も軽くなり、血液がより末梢の血管まで、無理なく行き渡ることができるのです。

 一度は経験したい浮遊浴

 「水治療」として取り入れられることもある浮遊浴。有名なイスラエルの死海で、浮遊浴を楽しんでいる人の写真を見たこともあるかと思いますが、浮遊浴を「楽しむ」にはそれなりの努力が必要のようで、慣れないと上手に浮かばなかったりするようですが、浮き棒を使ったりしているうちに、楽しくできるようになるとのことです。
 浮遊浴にも寝湯と同じようなリラックス効果がありますが、水治療としても使われる所以は、その「疑似無重力状態」です。
 空気中で、重力に抵抗しながら全身の姿勢を支えている筋肉や関節、椎間板。これらが一時的に解放され、リラックスします。ですから、腰痛、関節・筋肉痛、手術・外傷後の負荷を軽減するのに効果があるということなのです。

 この時期、温泉地などに行かれる方も多いと思います。そういった場所で、自然の空気を吸い、景色を楽しみ、思い切り心の洗濯をするのもいいかもしれませんね。
 ただし、季節は冬。風邪には十分注意してください。

 

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