2001年2月〜2002年9月掲載
   

 

 


 

 立春を過ぎ、街では花粉よけのマスクをする人も多く見られるようになりました。いまやマスクは春の季語としても通用するのではないかと思うほど、春の風物詩となってしまいましたね。
 花粉症は、東洋医学的に見れば「水毒」といって、体内の余分な水分を外に出そうとする反応だそうです。ですから、お風呂に入って汗をかき、新陳代謝をよくしていれば、きっと症状は楽になるはず。体を温めて、快適な春を迎えましょう。


 お風呂に入るときの注意点

 今回は、お風呂に入るときの注意点をいくつかご紹介します。
 まず、お風呂で思わぬ事故を起こしやすいのは、なんといってもお年寄り。確かに、冬場などはとくに浴室とお湯の温度差が大きく、体力のない人やお年寄りにとっては、血圧や自律神経に負担になってきてしまいます。ですから、お年寄りなどがお風呂に入るときには、まず浴室にシャワーをかけるなどして、十分温めておく必要があるでしょう。
 また、「さら湯は身の毒」という言葉がありますが、これは一番風呂は熱の伝わり方が早く、また皮膚にあるナトリウムやカリウム、脂肪などもお湯に取られてしまい、疲れやすくなったり、血圧の上昇にもつながってしまうのです。ですから、お風呂に入浴剤を入れるのはもちろん基本ですが、お年寄りのことを考えたら、お風呂は若い人から、というのが本当の思いやりなのでしょう。
 あともうひとつ気をつけなくてはいけないのは、脱衣所の温度です。
 脱衣所に暖房器具がないのは日本だけといっていいほど、日本の家は「無防備」です。ただでさえ温度の急激な変化のある場所(浴槽)に入って、そのつど自律神経のスイッチを切り替えなくてはならないのですから、その切り替えが体の負担にならないように、スムーズに行われなければなりません。暖房設備がある家ならいいですが、ない場合は、例えば浴槽のふたをあけて、脱衣所をその湯気で温める、シャワーで洗い場を温めるなどの工夫が必要でしょう。

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