2001年2月〜2002年9月掲載
   

 

 




No.2

 こんにちは。今回はちょっとマイナーな立ち寄り湯をご紹介します。その名も「子持村温泉センター」。でもね、こんなハズじゃなかったの。前日の夜から苗場を目指してスキーに出かけたものの、大雪。しかも給料日直後のトップシーズン! 日本人ってどうしてこうも同じ行動を取りたがるのかしら(自分も含めて)。関越道は板やボードを積んだ車で午前3時から渋滞しちゃんうんだもの。一方、大雪はどんどんひどくなってとうとう前橋で高速通行止め…。それでも平行する国道へ逃げて北を目指しました。しかし疲労がどっぷりとたまっていた私たちは、途中コンビニの駐車場で墜ちてしまいました。そのコンビニの所在地が子持村だったのです。結局、苗場ナイター計画をあきらめ、そのへん歩いてた地元のおじちゃんに教えてもらった温泉が「子持村温泉センター」でした…。


お風呂データ
料    金: 2時間300円/6時間800円/1日1200円
営業時間: 午前9時〜午後9時
休 業 日: 毎月25日
住    所: 群馬県北群馬郡子持村大字吹屋658-17
電    話: 0279-24-5526
交通:電車/ 上越線渋川駅よりバス15分
      車/ 関越道渋川伊香保インターより国道17号を北上6キロ

子持村温泉センター 子持村温泉センターの所在地は渋川・伊香保I.Cのすぐ先。国道17号沿いのセーブオン(コンビニ)の脇に入ってずんずん坂をのぼるとそれっぽい建物が見えてきます。小さな入口には「祝・入場者90万人」なる看板が立てかけてあり、90万人という微妙な数字ながらもさりげない自信が主張されていました。
 入浴料は300円(安い!)。脱衣所と浴場はかなり狭くって小さな旅館のお風呂というイメージ。浴槽はひとつだけ。壁の一面がガラス張りになっていて、その透明なガラスの上に鏡が直接貼りつけられているのが、良かった。鏡に向かうと遠くが見わたせるの。しかも雪景色。つばきの赤い花も見えて。竹の囲いもまた風流。
 お湯の質も渋滞の疲れを癒すにじゅうぶんのものでした。
 それからね、そこでの出来事がとってもおもしろかった。小さな2歳くらいの女の子が熱いお湯を嫌がって泣いちゃって、そしたらその時4、5人浴場に居たんだけれど、周りのみんなでその女の子のことを励ましはじめちゃったの。「がんばって」「だいじょぶだよお」なーんて。それで女の子は泣きやんでお湯につかってくれました。こんな展開、東京じゃなかなかないよ。
 脱衣所でも地元のおばちゃんたちが和気あいあいとおしゃべり。「その足袋いいねえ」「靴下の下に履くんだよお」「足冷えるもんなあ」、やっぱり子持村の女性も足が冷えるんですね。
 そんな小さな温泉ながらも、無料のドライヤーと自由に使える「泥炭石」というそのものズバリの泥と炭でできたせっけんが常備されていました(このせっけん、なぜかこの辺の温泉で幅利かせてるみたいよ)。それから濡れたタオルを入れるのに便利なビニール袋(スーパーで生もの入れる用に置いてあるのと同じもの)が置いてあって「ああ、細かいところが良くわかっているのね!」と感動。
 さっぱりして休憩所へ。畳の部屋でテレビを見ながら湯飲みで茶をすする。ふと見上げるとなぜかパイレーツのサインと写真がポツンと飾ってあって(何かのロケで来たのでしょう)、妙な違和感とピッタリ感の狭間で悩んでしまいました。
 そうそう、ここは食堂設備が無いのでお腹がすいている時はキツイかな。
 
評価 B (Aをあげたいけれど設備的にどうしても…)




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