|


私の友人の中でもひときわ渋い趣味をもつM子は今年、
「おくのほそみち温泉紀行」にはまっています。
嵐山光三郎の本(奥の細道温泉紀行:コロナブックス発行)を読んで、感化されたらしい。
4月の深川からスタートして、5月は草加と、毎月おくのほそみちを辿って温泉(銭湯も可)旅行をする計画で、先日は私もその計画に便乗。
M子と日光・那須に行ってきました。
今回ご紹介する温泉は、その「おくのほそみち温泉紀行」で出会ったすごいところです。

| お風呂データ |
| 営業時間: |
午前8時〜午後5時30分(冬は午後4時30分まで) |
| 料 金: |
大人400円、小人200円、休憩室利用可の1日利用券1500円 |
| 定 休 日: |
無休 |
| 泉 質: |
硫黄 |
| 住 所: |
栃木県那須郡那須町湯本51 |
| 電 話: |
0287−76−3098 |
| 交通 電車: |
那須塩原駅か黒磯駅から那須温泉行きバス、湯元出張所下車3分 |
| 車 : |
東北自動車道那須ICから県道17号で那須高原に向かう。13km程度。那須湯本の温泉街をぬけ、殺生石のすぐ近く。駐車場は広く30台程度入る。 |
那須というと「浮かれた高原」というイメージしかなかった。
実際、サファリパークあり、猿軍団あり、お菓子の城あり、デディベアミュージアムあり、水のない水族館まであり…、と観光地のくだらないものを一同に集めたような地でもある。
でも那須には本格派の温泉もあったんだね。
その筆頭は、鹿の湯さん。
那須温泉発祥の湯として知られている。
開湯から1362年(!)という歴史を誇るという。
M子が愛読している嵐山光三郎の本の企画もこの湯につかっているときに生まれたらしい。
さっそく説明に入ろう。
ここの湯の成分はとても強いので入り方がちゃんと定められている。
まずかけ湯。
ここではかけ湯は頭にする。
頭にタオルをのせて、後頭部に100回ほど湯をかける。
温泉成分を効果的に体に入れることはもちろん湯あたりを防ぐためにも、こうするといいらしい。
洗面器がわりに鍋を持ってるおばちゃんがいて驚いたけど、かけ湯するとき、取っ手があって便利だからなんだね。
ホントはひしゃくがベスト。
でも100回は大変。私もM子も洗面器10杯分でごまかした。
建物も洗い場も浴槽もすべて木製。
成分が強いので、コンクリート系ではもたないのでしょう。
湯は見事な白濁の湯。
昨年までは混浴だったらしいけど、今は別浴。
改装したばかりらしいけど、なんだか威厳がある。
歴史の重みかね?
浴槽は5つ。木の床に埋め込まれている。
家庭風呂サイズが温度別に4つ。
広めのが1つ。計5つ。
温度は41度、42度、44度、46度とあるから、段階別にチャレンジできる。
最高に気持ちよかったのは42度。
とろけた。
M子と顔を見合わせて、涙を流しそうになった。
不思議な感覚だった。とろん、とろん、とろん…どろろん。
湯に身を任せる。
頼りになる湯。
壁には「あまり長く入っていると体に毒です」と表示されているけど
「毒」だなんて言わないで。
ちなみに41度にはちびっこがたくさんいて、ゆったり入れず。
46度にはさすがに挑戦する気にもならなかった。
46度湯に入っている人は皆、常連風だった。
44度は少し慣れた頃に入ってみた。熱くて効いてるかんじがした。
一段下がったところにある少し広めの湯は、ちょっと違う入浴感。
成分が少し和らいでいるのかな?
いずれにせよ、強い湯だね。
表示のとおり、長湯はやばいかも。
短時間、15分くらいで切り上げたい。
すっごい気持ちよくって、ずっと居たくなっちゃうけど
いいものにほど毒があるってことなのでしょうか?
ところで鹿の湯の近くには那須温泉神社もある。
温泉神社。
なぜ温泉と神社なの?
日本の風呂の歴史は寺から始まったと聞いたことあるけど、神仏混合ってこと?
温泉が神様なの?
確かに温泉は神に匹敵するほど絶対的な存在?
実は日本各地に結構あるらしい、温泉神社。
なんか、かっこいい。
お守りと一緒に砂が売っていたので買った。
泥団子作りのプロだと言っている編集部のS川さんに
鉄玉のようにピカピカの泥団子を作ってもらいたいと思って。
でも「こんなサラサラの砂じゃダメ」なんだって。
がっかり。
そんなことしなくて済んで良かったんだけど。(バチがあたる)
あ、おくのほそみち紀行なだけに、俳句も詠んてみた。
若葉知る 白くにごった 露の玉
(那須の美しい緑は、那須のすばらしい白濁湯のおかげなのかもしれませんね)
評価…AAAAA
ご意見・ご感想はこちらまで
≫ページトップに戻る
|