2001年2月〜2002年9月掲載
   

 

 







お風呂データ
料   金: 大人400円、小学生180円、幼児80円、サウナ別料金100円
★手ぶらセット 入浴+サウナで700円(バスタオル貸出、タオル、ソープ、シャンプー、リンス付)
営業時間: 日曜・祭日 朝10時〜夜12時30分
平日 朝11時〜夜12時30分
住   所: 横浜市神奈川区七島町151
電   話: 045-451-2244
交  通: 京浜急行線「子安」駅より徒歩3分
横浜線「大口」駅より徒歩7分
横浜市営バス横浜駅東口そごうより7系統、
29系統で「大口通」下車 徒歩0分
H  P: http://www.washinoyu.com

 鶴見・川崎は、京浜工業地帯の中心ということもあり、古くから労働者が憩う銭湯の多いところ。鷲の湯さんは、そんな日本有数の銭湯地区の元気をひっぱるリーダー的存在です。創業は昭和12年。国道1号(東海道!)沿いに、きらびやかなネオン看板がよく目立っています。
 自慢は、地下約200mより湧出する天然ラジウム温泉。銭湯料金400円で、しっかり温泉に入浴できてしまうのがすごい。

 ちなみにこの天然ラジウム温泉というのは、正式名称を「放射能泉」といいます。放射能→原発→危険、怖い…、と連想してしまう私は、この「放射能泉」の効能について、いまいち解せないでいました。
 ラジウムというのは自然界にある、放射能を含む物質。そういう物質は不安定で、自らの原子の構成を変えて(余った粒子やエネルギーを放出する)、より安定できるように変化する性質があります。このときに放出される粒子が放射線と呼ばれていて、現在、放射線治療やレントゲン写真など、さまざまに活用されています。切らないでガンを壊せたり、放射線が体を通る作用によって体内を透けて骨を写せたり…。
 浴用のごく微量の放射線についての一般的な効能としては、痛風、動脈硬化、高血圧症、胆石、皮膚病などといわれているそうですが、専門家に言わせると、低い放射能線量の人への影響はまだわからない段階であるとか((社)日本アイソトープ協会学術部長、池田正道氏『月刊INNNERVISION1998年4月号』)。
 約100年前にキュリー夫妻がラジウムを発見した当時、物質から人間の五感に感じられない見えない光線が出ているとして大変神秘的なものと受け止められ、ラジウムがもつ斬新性がラジウム飲料やラジウム温泉といった商品として利用されたそうです。以来効能はよくわからないながらももてはやされることになり、効能を期待されるようになっている、という見方もあります。
 そんなラジウム温泉ですが、東京や横浜の銭湯で「ラジウム温泉」を名乗っているところの多くは黒湯(モール泉)という話もあったりする…。
 
 付け焼き刃のラジウム話はさておき、鷲の湯には「野天乃湯」という野趣あふれる和風露天岩風呂と、「森林乃湯」という天然温泉を中心にお湯が滝のように流れ落ちる広い浴槽(大自然の中で森林浴をしながらお風呂に入るイメージで作られた)と、趣が違う2つの大浴場があり男女日替りになっています。どちらが当たるかは運次第?
 そのほかには、サウナ、アロマバス、打たせ湯、ボディーマッサージ、ハイパワージェット、寝風呂、電気風呂など多彩なお風呂があって、健康ランドのように楽しめます。
 湯上がりには喫茶コーナーもあり、キリンゴールデンジョッキ賞を受賞したという自慢の冷えた生ビールは「のどごしスッキリうまい!」と大好評。他にソフトドリンク、生ジュース、昔なつかしいラムネなどが飲めます。食事には、日本そば、ラーメン、焼きそばなどのめん類やオムライス、ピラフ、カレーライスなどのご飯類が350円〜のリーズナブルなお値段でいただけます。また、おつまみも枝豆、焼とり、おでんなどがありました。
 ちなみに、鶴見在住のボクサー畑山隆則や、横浜家系ラーメンの老舗六角家店長といったちょっとした有名人もたま〜に訪れるらしい。

 近辺には、スーパー銭湯の老舗「ユーランド」や、新進の「おふろの国」など、ライバル店も多いけれど、いつでも混雑しているのは、やはり伝統ある地域密着常連の底力。近隣の大口商店街(乾物屋がやたらに多く、店員の平均年齢も60歳以上に思える)ともども、がんばってほしいと思います。



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