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正常な細胞をガン化してしまう「ガン遺伝子」を、私たちは誰でも持っています。このガン遺伝子は、細胞分裂の際の突然変異によって働いて、「ガン細胞」が生まれ、私たちの体に潜んでしまいます。1日になんと、約3000個の細胞がガン化しているといわれています。
人間にはガン細胞を抑制する力がある
しかし、私たちには「NK細胞」や「マクロファージ」という、ガン細胞を退治してくれる、いわゆる免疫細胞があります。これらが十分に働いてくれるうちは、ガン細胞ができても速やかに退治してくれるからいいのですが、この機能は年齢を重ねていくにしたがって衰えてきます。また、発ガン物質といわれるものを長く取り込んだり、不摂生な生活習慣を続けていくうちに免疫細胞は活性化されなくなり、その力も弱まってきて、ガン細胞の力が勝ったとき、一気に「ガン発症」へと突き進んでしまうのです。
「冷える」とガン細胞が目を覚ます
たとえば運動不足、ストレス、冷飲食、薬に頼り切った生活、大気汚染、添加物たっぷりの食べ物、暴飲暴食……。このような生活習慣で体に起こっていることは「冷え」です。
体が冷えるということは血液の循環が悪くなるということです。血液は、体の各部分に必要な栄養を届けるばかりでなく、体に不要なものや、取り込んでしまった有害物質などを体外に排出する役目があるのですが、それが滞ることにより、あらゆる病気の原因になるのです。ガンも例外ではありません。
また、ガン発症に「活性酸素」が大きく関わっているという考え方がありますが、活性酸素は、血液の循環が悪くなり、また正常に戻ったときに大量発生することがわかっています。
「冷え」とは恐ろしいものなのです。
ガン細胞は冷えが好き
増殖をはじめてしまったガン細胞。このガン細胞が大きくなっていくには、実は、冷えた環境が不可欠なのです。
それはなぜでしょう。
ガン細胞が増殖を続けるためには、血液によって運ばれる酸素や糖分など、多くの栄養を必要とします。そのため、ガン組織は高温になって、通常の細胞に比べて熱はけが悪くなります。ガン細胞が「オーバーヒート」した状態です。そうなってくると、ガン細胞は新生血管(栄養を補給するための、にわかづくりの血管)を作り出すことができなくなってきます。そして、栄養を補給できなくなったガン細胞は、それ以上大きくなることはできず、死滅していく細胞も出てくるのです。
だから、ガン細胞は温かいところを好みません。ラジエーターの効いた、涼しい環境を好むのです。冷えた体は、ガンにとって最も住みやすい場所であるということは、言うまでもありません。
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