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血液の流れが止まると、生きていくことは、できません。
そう、血液は「命の源」なのです。
ですから、血液が汚れている、つまり「ドロドロの状態」になっていると、健康を維持することができないばかりか、さまざまな病気を引き起こす原因になってしまうのです。
今回は、特に現代人に多い「ドロドロ血」の恐さについてお伝えしたいと思います。
血液の成分と働きを知る
私たちの体の中に張り巡らされた血管の総延長は、約9万q。
これは、なんと地球を2周する距離に匹敵します。
また、心臓は1日に7200〜8000リットルもの血液を送り出しています。成人の血液は約4リットルですから、1日に体内を約2000周していることになります。
血液はこうした全身にわたる移動の間に、体に必要な栄養素を届け、不要になった老廃物を取り込んで肺や腎臓に送り、呼気や尿として排出させています。また、体温を保つ役割も担っています。
血液の成分は、血漿(約55%)と血球(約45%)に大別されます。
【血漿(けっしょう)】
このうち、各臓器に栄養素やホルモンを運ぶ働きのある血漿は、主にこれらでできています。
★水(90%以上)
★たんぱく
★脂肪
★糖分
★ビタミン(A.B1・B2……B12.C.D.E……)
★ミネラル(鉄、カルシウム、ヨード……)
★酵素類
★ホルモン
★酸素
★老廃物
【血球】
また、赤血球、白血球、血小板でできている血球は、それぞれこのような働きがあります。
☆赤血球=全身の細胞に酸素を運ぶ
☆白血球=細菌やウイルスの感染を防ぐ
☆血小板=傷ついた血管をふさぎ、止血の働きをする
ドロドロ血ってどんな血?
さて、その問題の[ドロドロ血]ですが、一体どんな血なのでしょうか?
主な特徴を挙げてみます。
@コレステロール値が高い
コレステロールは体の細胞膜の再生や、ホルモンの生成に必要なもので、また、消化を助ける胆汁酸の生成にも関係しています。
しかし、食品からの摂取が多すぎたり、体内のコレステロールを調整する機能がうまく働かなくなったりすると、不要なコレステロールが悪玉コレステロールに変化し、血管壁に付着して、血液の流れを阻害することになるのです。
A過剰な中性脂肪
中性脂肪は、食品から摂取し、エネルギーとして消費されなかった糖質やたんぱく質、脂質が変化して、体内に蓄積されたものです。これは食事によるエネルギー摂取ができなかったときや、激しい運動などでエネルギー不足になったときのために貯蔵されるのですが、これも増えすぎると血液の粘稠性を高め、ドロドロ血となってしまうのです。
B高い血糖値
糖質は、まずグリコーゲンとなって肝臓や筋肉に蓄えられ、その後必要に応じてブドウ糖の形になり、血液中に入り込んで全身に運ばれていくのですが、これも過剰になることで、悪玉コレステロールを血管壁に付着しやすくしたり、血液が固まりやすくなるので血栓を作りやすくしてしまうのです。また、高血糖は血管そのもの、とくに細血管を痛めるという特徴があり、動脈硬化を促進してしまいます。
C活性酸素
活性酸素は、体内に細菌やウイルスが入ってきたときに、それらから体を守る役目があるのですが、必要以上に作り出されると、逆に脂質を酸化したり、正常な細胞を攻撃したりするようになります。
D赤血球の増加
さまざまな原因で赤血球の数が増加し、ドロドロ血の原因になります。これは男性によくある症状で、また、現代はストレスが原因の「ストレス多血症」になる人が増えています。
E老廃物(尿酸など)
細胞の新陳代謝によって生み出された尿酸は、いわば「カス」のようなもので、血液によって運ばれ、尿とともに排出されるのですが、血中に残ったままでいると、痛風や腎臓病の原因になります。
ドロドロ血が招く病気たち
ドロドロ血になってしまい、そのまま放っておくと、こんなに恐い病気になってしまうのです!
@高血圧
頭痛やめまい、動悸・息切れ、手足のしびれ、耳鳴りなどが起こるようなら要注意。心不全に移行することもあるのです。
A肥満
各臓器に負担をかけるだけでなく、さまざまな生活習慣病の原因になります。
B動脈硬化
体の各部分の機能を確実に衰えさせます。例えば、腎臓の血管に動脈硬化が起こると腎硬化症、そして腎不全になったりもするのです。
C糖尿病
血中のブドウ糖を処理するインスリン分泌の働きが低下してくると糖尿病になります。糖尿病はほかの病気の「呼び水」にもなり、注意が必要です。
D狭心症・心筋梗塞
動脈硬化などが原因で起こります。
E脳梗塞
脳の血管が狭くなったり、血栓によって血流が止まってしまいます。手足のまひや言語障害が起こります。
こんな生活がドロドロ血をつくる
こんな現代的な生活習慣を続けていると、知らず知らずにドロドロ血になってしまいます。
@過食
ドロドロ血の原因になる食物の摂りすぎはもちろんですが、胃に血の流れが集中してしまい、また、老廃物を解毒する肝臓、腎臓、白血球を酷使するので、免疫力も落ちてきます。
A運動不足
適度な運動は血行を促進し、体温を上昇させ、老廃物を燃焼してくれるのです。
Bストレス
血管を収縮させ、血漿の水分量が減るので、ドロドロ血の原因になります。
C大気汚染、タバコ
血管を収縮させ、血行を阻害します。また、活性酸素を大量に作り出します。
D腸内環境の悪化
腸内の老廃物の毒素を血管に回す大きな原因になります。
E冷え
血行が阻害され、臓器や酵素の働きも鈍くなります。
ドロドロ血の恐さをわかっていただけましたでしょうか?
健康を維持・増進するには、なんとしても、ドロドロ血を改善したいもの。
そこで、次回の特集では、「ドロドロ血を改善し、サラサラ血になる方法」をお伝えしたいと思います。
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