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今年は、例年になく暑いですね。
でも、どんなに暑くても、必ず忍び寄ってくる「冷え」には注意したいものです。
というのが、前回のお話でした。
今回は、前回の好評におこたえして、夏休み真っ最中の「子どもたちの夏の冷え取り」についてお伝えしたいと思います。

【本当に事態は深刻! 子どもたちを守ってください!】

マスコミをにぎわす“キレる子ども”、低体温、増え続けるアトピー、小児成人病…。
その背景にあるのは子どもたちの体と心の「冷え」です。
"でもこの時期は暑いから大丈夫。冷えとは関係ないわ"なんて思っていませんか?
だとしたら、それは大きな間違いなのです。
現代では夏が一番危険な季節になっているのです。
昔の夏はいまいづこ…

まだクーラーもなかった時代、子どもたちは暑さをいやがらず、日が落ちるまで外で遊んでいたものです。ですからよく汗をかき、汗腺も筋肉もよく発達していました。
食事は米、魚、海藻、野菜を中心とした日本食で、厚生労働省の調べによると、乳製品や肉類は昭和20年代で現在の5分の1以下しか摂っていませんでした。
しかし、現代の子どもたちに比べて体こそ小さいものの、14歳以下の医療費は昭和52年で約7,652億円。現在の半分の額だったのです。また住居も多くは木造建築で通気性がよく、外と室内の温度差はあまりありませんでした。暑く寝苦しい夜は窓を開け、自然の風を入れて涼を取ったのです。
それでも昼間に思いきり遊ぶためか、暑さのために不眠症に悩むなんてこともなく、夏の夜も過ごしていました。電気蚊取りや殺虫剤などの化学薬品はなく、蚊帳などを用いて虫を防いでいました。
感傷にひたるわけではありませんが、こうして昔を振り返ってみると、私たちは暑いなりに楽しく、また健康的に夏を過ごしていました。暑ければクーラー、冷たいジュースと手軽に暑さから逃れられるのは一見幸せなことのように思えますが、増え続ける子どもの医療費はそうでないことを物語っているのではないでしょうか。
現代の夏の恐ろしさ…
クーラーが普及した現代では、子どもたちは夏の暑さを避け、室内で過ごすことが多くなっています。
欧米風に肉や乳製品を多く摂るようになり、体格はよくなりましたが、その反面、あまり汗をかかないので新陳代謝が悪く、骨折しやすい子どもや肥満児が増えているのが現状です。
街には自動販売機があふれ、冷たい飲み物を手軽に飲めるようになりました。しかしそれらの清涼飲料水の多くは、糖分、香料・酸化防止剤などの添加物が多く含まれているのです。また冷たいものを過剰に摂取することで胃腸に冷えがたまり、体の機能が低下しています。
住宅も欧米風の機密性の高い住居が増え、暑い日は外と室内の温度差が10℃以上にもなります。室内に入った時に体が急激に冷やされるため、体温調節機能が狂い、低体温の子どもが増えています。臭いも煙もない電気蚊取りがもてはやされていますが、密閉された部屋で長時間使われることから人体に及ぼす影響が心配されています。
夏休み冷え取り大作戦!
クーラーが体に悪いといっても、現代の夏はどこへ行ってもクーラーが効いていますし、その便利さを知ってしまった以上まったく使わないというわけにもいきません。毎日のお風呂や過ごし方、食事で上手に冷えを取りましょう。
その1 お風呂に入ろう
暑いからお風呂に入るのイヤダ! なんて言わないで。冷房にさらされることの多い夏は、実は冬以上に冷えやすいのです。ですから夏こそシャワーだけですまさないで、ハイセンスを入れたぬるめのお風呂で体を温め、しっかり冷えを取りましょう。
その2 太陽の下で遊ぼう
骨折しやすい子どもが増えていますが、その原因はやはり室内で過ごすことが増えたせい。骨を守る筋肉が未発達になっているのです。また、骨の代謝を活発にするビタミンDは太陽に当たることによって体内で作られます。暑さを嫌がらずに外で遊びましょう。帽子をかぶることも忘れずに。
その3 早寝・早起きをしよう
学校がお休みになると、ついつい朝寝坊をしてしまいます。しかし1回の朝寝坊が、夜更かし→次の日も朝寝坊、と生活リズムを崩すもとになるのです。生活が不規則になると自律神経が正しく働かなくなり、ぜん息やアレルギーといった病気の原因になります。
その4 冷房と上手につきあおう
暑い夏、冷房の効いた涼しい室内に入ると確かに気持ちよく感じます。でも室内と室外の極端な温度差は、体温調節をうまくできなくする原因となります。冷房の設定温度は、暑い日でも外との温度差は5℃以内にとどめ、できるだけ窓を開けて室内に風を入れるようにしましょう。
その5 バランスのよい食事を
バランスのよい食事というと、「1日30品目」などと考えがちですが、実はそうではありません。ここでいうバランスのよい食事とは、季節や地域に応じた旬のもの、地場のものを摂るということです。夏の野菜というと、体を冷やす作用のあるキュウリやトマトなど。冷房を使う現代では、体を冷やしすぎないよう熱を加えるといいでしょう。
その6 冷たいものの摂りすぎに注意!
冷たく冷やされたジュース、アイスは夏の必須アイテム。食べるなとは言いませんが、冷房の効いた部屋で冷たいものを飲んだり食べたりすると、体が極度に冷やされ内蔵の働きが停止してしまいます。冷たいものがそれほど欲しいと思わないときは、冷蔵庫のなかから取り出さず、常温のものを摂るようにしましょう。
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