2001年2月〜2002年9月掲載
 

 

 


日本では厚生労働省の「健康日本21」という健康推進プロジェクトも始まり、予防医学が盛んになってきています。海外における、「健康」に関する意識や現状はどのようなものなのでしょうか? このページでは、健康に関する海外の情報をお届けします。



 イギリスではハーブやアロマセラピーをはじめとした代替医療が盛んですが、その理由のひとつが、王室がホメオパシーをバックアップしているということです。ホメオパシーといっても、日本ではそれほど馴染みがありませんが、イギリスでは王室の主治医に必ずホメオパシーの医師がいて、ロンドンには王立ホメオパシー病院というホメオパシー療法専門の大きな病院もあります。
 ヨーロッパだけでなく、アメリカやオーストラリアでも盛んで、ホメオパシー薬(レメディ)は、厚生省の認可を受けていますし、薬局でも販売されています。日本では認可されていません。

ホメオパシーって何?
 日本人にはあまり耳慣れない言葉かもしれませんが、最近女性誌で紹介されたりもしているので、ご存知の方もいらっしゃるでしょう。以前健康ジャーナルに記事を書いてくださった渡辺順二氏(ホメオパシークリニック院長)によると、ホメオパシーは通常「同種療法」と訳され、ある症状を治すときに、わざとその症状を少しだけ悪化させるものを投与します。たとえば、風邪をひいた場合を考えると、西洋医学では、風邪の症状を抑えることを考えますが、ホメオパシーでは、熱が出たときに、高熱を起こさせるようなものを投与するのです。
 実は熱が出たときは熱を抑えるよりも高熱を出して自然に治癒したあとのほうが、体がすっきり調子よくなっていることはありませんか?病気というものが、心身のバランスのくずれによって起きたと考えると、その乱れたバランスを治そうと、自然治癒力が働きます。その自然治癒力を刺激し、高めようという考え方です。
 ホメオパシーに使われる薬は植物・鉱物・動物などから成り、2000種以上にもなります。中にはヒ素やトリカブトといった毒物も使われるということを聞くと、少しこわいような気がしますが、それを極限まで薄めて使うので安全です。
 イギリスではクリニックの数も多く、ふつうの病院と同じように利用しているようです。クリニックでは、患者さんへの問診の時間が長く、病状だけでなく体質や性格、家庭、生活習慣、生い立ちなどまで含めて聞いていくのが特徴です。

ネット上で買い物もできる
 イギリスとアメリカのヤフーで検索してみると、ホメオパシーに関するたくさんのサイトがヒットしました。サイトでは上に述べたような「ホメオパシーって何?」といった説明から「よくある質問」、ホメオパシーのクリニックのサイトではスタッフの紹介、ホメオパシーに関する本やビデオの紹介もたくさん載っていて、それだけ人々の生活に密着したものだということを感じました。
 特にイギリスのサイトでは、情報のみならず、ネット上でレメディを買うことができます。私もあるサイトで実験的にトライしてみましたが、自分の症状について、セキが出るのか、頭痛か、そのセキはどんなセキかなどと、細かく質問に答えなければならず、日本人にとっては少々面倒かもしれません。
 その中で、イギリスのホメオパシーキットコムというサイトには日本語のホームページがありました。
http://www.homeopathykits.com/japanesehome.htm
 ホメオパシーに関する説明が日本語で書かれているほか、レメディキットの説明や申し込み方法を日本語で読むことができます。(例=基本的な18種類が入ったキットBasic 18kitが$45 基本ガイド$6.5など)また、商品に対する質問や、英語で困ったときなどは、日本人のMami Hayashiさんのサイトにリンクしていますので、商品の買い方の基本的な知識や商品説明を日本語で読むことができます。実際の申し込みは、訳文を参考にしながら英語で行わなくてはなりませんが、困ったときにはメールで質問にも答えてくださるようです。英語版のサイトの「ユーザーの声」欄には、日本人の方が何人か書いていらっしゃるので、日本の利用者もいらっしゃるんですね。

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