
井上一幸/いのうえかずゆき
東京大学経済学部卒。大手金融機関に勤務した後、米国留学、米国勤務を経験。前職は香港経済貿易代表部投資推進室長。 外国人との接点は豊富。
言葉とコミュニケーションに対する鋭い感覚を持ち、日本語教育能力検定試験合格、英語ではTOEIC980点の実力の持ち主でもある。 現職は、アジア人財カンパニー株式会社 代表取締役。
■アジア人財カンパニーのホームページはこちら http://www.asiastar.co.jp
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四六判 ソフトカバー 192頁 1,470円 ≫ご注文
ISBN:978-4-907838-58-4 C0036
◇日本人と中国人が ビジネスパートナーとなるために必要なこととは?
「日の出の勢い」とは、まさにいまの中国のこと。その影響力、パワーには目をみはるものがあります。
企業活動においても中国は無視できない存在です。対抗するよりも、そのパワーと勢いをうまく取り込みたいと考える経営者が多いのです。
実際、すでに多くの中国人オフィスワーカーが日本企業で働いており、また今後日本企業への就労を希望する中国人留学生も多数存在します。
本書の著者である井上一幸さんは、そんな中国人社員や留学生1,500人超と面談をし、また彼らを迎え入れたいと願う500社を超す日本企業を訪問し、双方の橋渡しをしてきました。
しかし、お互いが希望しているにもかかわらず、実際にはなかなかうまくいかない現実があるそうです。その最大の理由はコミュニケーションの問題です。
日本で働く以上、日本語を使って意思の疎通を図るのは当然のことですが、中国人が日本語を正しく理解した上で使っていないのはもちろんのこと、日本人自身にも問題があると井上さんはいいます。
◇「すいません」のひとことで世界が変わる!?
たとえば、「すいません」という言葉。中国人は日本に来るまえ、「すいません=謝罪」と学習してきます。
ところが、私たち日本人は「すいません」をTPOに応じて使い分けます。「すいません」には謝罪の意味もありますが、むしろ“感謝”や“依頼”、“思いやり”を意図して使うことが多い。
「すいません」はクッション言葉でもあり、そのひとこと入れることで会話を円滑に進めることができると経験上わかっているのです。
「しかし、そのことを知らない中国人は「すいません」を軽々しく使えません。ほとんどの場合、「なんでワタシ謝らないといけない!?」となるわけです。
では、一緒に働く日本人はそのことを指摘できるでしょうか? 残念ながらできない人がほとんどです。
日本企業で“オフィスワーカー”として働こうと考える中国人は、知的レベルもモチベーションも高いのですから、きちんと教えてあげることさえできれば、彼らはすぐに身につけることができるといいます。
しかし、それができないためにちいさなすれ違いをくり返し、やがてそれが埋められない溝となってしまうのです。
中国人と日本人では育ってきた環境も文化もちがいます。そうした背景にも言及し、おもしろいエピソードなども織りまぜながら、どうすれば中国人と日本人の双方がきちんとした日本語を使えるようになるかを“授業スタイル”で提示していくのが本書です。
井上さんは言語学者ではありませんし、文化人類学者でもありません。あくまでも「ビジネスを成功させるため」という観点から書かれています。本書は日本人と中国人、どちらが読んでもためになる、実戦的な日本語研修テキストなのです。
◎おもな内容◎
第一回
- 「すいません」が世界を変える
- どうしてスイマセンが言えないんだろう
- 「すいません」、「いえいえ」は現代の合い言葉
第二回
- 日本の文化のわかる人お願いします違和感なく働ける人の条件
- 過剰な不安心理
第三回
- 日本人は神様がお好き(改善と完全について)
- 「問題ない」と言う人の問題
- 完全はないが改善はある
第四回
- 日本語はあいまいではない
- 日本語あいまい論の根拠
- あいまいはかくも発音しやすい
第五回
- 言葉ができるから仕事ができる
- ビジネス日本語試験を受けよう
- 敬語を忘れないで
- おわりに 中国人を同僚に持つ日本人へ
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