世界デトックス紀行
デトックスブームが続いている今、単なる「デトックス=毒素を出す美容健康法」という流れがちょっと心配、という旅行ジャーナリストの木谷朋子さん。世界各地を旅してきた旅のプロならではの視点で、さまざまなデトックス体験、健康・美容体験を世界各国の健康事情とともにお届けします。世界的な有名スパから気軽に行ける癒しスポットまで、ヘルシー美容&料理情報なども交えてご紹介します。
 




Photos : タラソシステムジャパン、サヤンテラス、
Photos : 木谷朋子

   

第4回 1泊2日で行けるタラソテラピーセンター(Part 2)

◆ せっかく行くならタラソ三昧!

最近だるいし、肩こりは相変わらず。ストレスでニキビはひどくなるしと、悪いことだらけの私。今回選んだのは、1泊2食付きの『2daysまるごとタラソプラン』というパッケージプランでした。

以前、興津のペンションに泊まる『2daysまるごとタラソプラン』を体験したことはあったものの、今回の指定宿泊先は、御宿にある『サヤンテラス』。「テルムマラン・パシフィーク」には、同じ敷地内や周辺にいくつかの提携ホテルがあるのですが、どこにするかは、それぞれの過ごし方によって違ってくると思います。ホームページなどを見て、値段、設備、場所の3点からじっくり検討してみてください。

ちなみに、今回私がこのプランに決めた最大のポイントは、プランのお値段に比べ、内容がとっても充実していたから。特にホテルが「オン・ザ・ビーチにあること、新しいこと、プチホテルであること」の3点はとっても魅力的でした。夜に本物の波の音をBGMにしながら眠りにつける環境なんて、贅沢ですよね。

実はこの『サヤンテラス』、行ってみてはじめて知ったのですが、食も充実していたのです!ディナーは前菜、肉、魚、デザートのフルコース。ランチやディナー時には、宿泊者だけでなく、地元の人や他の宿泊施設に泊まっている人も食事にやって来るとか。ワインなどのドリンク類も種類が豊富でした。

新鮮だったのは、朝食をホテル内のどこで食べてもいいように、好きなだけバスケットに詰めるフリースタイルにしていたこと。自分の部屋やベランダ、砂浜でも食べられる朝食ブッフェは、このホテルならではですね。とはいえ私が泊まった8月は、暑すぎて戸外での食事はとてもムリでしたが・・・。

◆ 7種類のトリートメントが受けられる「2daysまるごとタラソプラン」

「テルムマラン・パシフィーク」のレセプションでは、1日ごとにトリートメントの内容と時間を決めていきます。このとき、血圧と心拍数を測り、その日の体調を確かめるためにカンタンなヘルスチェックをします。そこで、私は仕事の疲れや肩こり、目の疲れなどを申告。ところが、私みたいな申告をする人は珍しくもないみたい。みんな同じように疲れているんですね〜。

レセプションで1日のスケジュールが決まったら、ロッカー室で水着に着替え、お化粧を落とし、ビーチサンダルを履いて専用のバスローブに身を包みます。

ロッカールームを出たら、最初に「アクアトニック・プール」へ。実は私、このプールが大好きなのです!まずプール内の14のゾーンを歩いて回り、ジェット水流や気泡を体に当てて、全身の筋肉を徐々にほぐしていきます。足裏から肩まで刺激されるため、じわじわと新陳代謝がだんだんよくなっていくのがわかります。

プールで1時間ほど過ごした後、セラピストの指導で、「ピシーナジェット・グローバル」と呼ばれる海水中エクササイズを30分。温海水とジェットを使って腹筋や背筋を鍛え、ゆがんだ筋や関節のバランスを整えていきます。

◆ 一番のお気に入りは「アルゴパック」

体がほぐれ、新陳代謝がよくなったところでお次は「エアロゾル」へ。ここは、ミスト状の海水を充満させ、空気を海洋性気候に人工的に調整してある暗室。私はデッキチェアに横になった瞬間、いつも爆睡してしまうせいか、30分なんてあっという間。激寝してしまう私には、自律神経の調整や気管支浄化などの効果はイマイチ実感できないのですが、ここで熟睡した後は、頭もしゃっきり、目の疲れもなぜかとれます。

その後、ランチをとってからは、いよいよ楽しみにしていた「アルゴパック」へ。裸になるため、ちょっと恥ずかしいトリートメントですけど、恥ずかしがらずに全身にパックを塗ってもらいましょう〜。

このアルゴパック、フランス産の質の高い海藻を温海水で混ぜ合わせ、ペースト状にしたもの。これを塗った後、マットで全身をラッピングして保温します。

20分後、体中がポカポカと温まり、汗が出てきたところで終了〜。ここでもすっかりうとうとしてしまったため、シャワーでまんべんなくアルゴパックを洗い流しながら、目を覚まします。海藻のミネラルが吸収されたのか、肌はツルツルすべすべ。だいぶ代謝が悪くなっていた体がすっかり健康になったみたいです。

◆ 心身ともに元気になれた2日間

2日目は、前日の「アクアトニック・プール」で再び体をほぐしながら、2つのトリートメントを受けました。

一つは「ピシーナ・キネジ」。浮き具やビート板など、器具を使う運動療法で、「ピシーナジェット」よりもやや運動強度が高い海水中エクササイズです。ゆがんだ筋や関節のバランスを調整する作用があり、慢性運動不足の人にはちょっときつめかも。こういった運動療法を受けると、またプールに泳ぎに行こうかな〜とそのときは決心するのですが、日常に戻ると忘れますね(笑)。

そして、2日目最後のシメは「ウォーター・マッサージ」でした。初体験ということもあって興味津々で温海水のバスタブにつかると、セラピストの方が体の筋肉に沿って、水圧マッサージを加えていきます。このマッサージは体の深部の筋肉疲労を回復させる効果が高く、私のようにしつこいコリがある人にオススメだとか。ひどいコリは一度ではなかなかとれないものですけど、タラソテラピーの相乗効果で、肩こりはだいぶ楽になったような気がします。

 さて、2日間タラソテラピーを受けた結果ですが、体脂肪が減少し、新陳代謝が急激によくなりました。血液やリンパの循環がよくなり、疲労物質が排出されたのでしょう。水分補給とトイレの往復は数え切れないほど。小顔になったということは、むくみがとれたからだと思います。リラックスルームでも熟睡でき、疲れもとれたし、泊まったホテルの食事もサービスも大満足!あっというまの2日間でしたが、内容の濃いプチバカンスとなりました。

次回はいよいよ海外。お隣韓国のウエルビン(well-being)・ブームと健康&美容情報をお届けします。

※以下は私が受けた7種類のトリートメントです。写真の一部はPART 1を参照してください。

【1日目】
1. アクアトニック・サーキット(アクアトニック・プール)
2. ピシーナジェット・グローバル
3. エアロゾル
4. アルゴパック

【2日目】
1. アクアトニック・サーキット(アクアトニック・プール)
2. ピシーナ・キネジ
3. ウォーター・マッサージ

テルムマラン・パシフィーク
千葉県勝浦市興津1920 ブルーベリーヒル内  
営業日:年中無休  
営業時間:9:00〜18:00
       ※但しアクアトニック・プールのみ〜22:00(水曜は〜18:00)
プログラム受付時間 8:30〜14:00
テルムマラン・パシフィーク予約センター
TEL.03-5200-0222(受付時間9:00〜18:00、祝日休み)
●「テルムマラン・パシフィーク」のサイト http://www.thalasso.jp

サヤンテラス
千葉県夷隅郡御宿町浜2163
TEL.0470-68-7711
●「サヤンテラス」のサイト http://www.sayanterrace.jp

 



御宿の海岸沿いに立つプチホテル「サヤンテラス」。2005年夏にオープンしたこの周辺では新しいホテル。女性が1人でも泊まってもくつろげる雰囲気。「テルムマラン・パシフィーク」からは車で約20分。



ベッドルームのデザインはアトランティック・スタイル、パシフィック・スタイル、ジャパン・スタイルの3種類。「2daysまるごとタラソプラン」では、パシフィック・スタイルのスタンダード・ツインルームを利用。



サンドイッチ、フルーツ、サラダ、ドリンクなど、好きなものをバスケットに詰め、海岸やテラス、客室など、好きな場所で自由に食べるフリースタイルの朝食ブッフェ。



体の新陳代謝が良くなった状態で水を飲むのがデトックスの基本。タラソセラピーセンターではこまめに水を飲むように言われます。



「温海水で満たされたバスタブにつかり、セラピストが身体の各部位の筋肉に沿ってホースのノズルを移動させる水圧マッサージ「ウォーター・マッサージ」。静脈還流や筋肉の疲労回復に効果があるトリートメント。



「アクアトニック・プール」の隣にある20mプールで行われる「ピシーナ・キネジ」。フロート(浮き具)やビート板やプール内の施設を使って行う海水中での運動療法。

 

第1回 カラダを内側からキレイにするのがデトックス
第2回 スパ・リゾートで知ったデトックスの実態
第3回 1泊2日で行けるタラソテラピーセンター(PART 1)
第4回 1泊2日で行けるタラソテラピーセンター(PART 2)
第5回 韓国で見た『韓方』の世界(Part 1)
第6回 韓国で見た『韓方』の世界(Part 2)
第7回 韓国の薬食同源の世界〜PART-1 伝統茶
第8回 韓国の薬食同源の世界〜PART-2 ウエルビンブームと綺麗になれる伝統料理
第9回 ワイキキで見た海洋深層水のショールーム
第10回 海外では男性のスパ利用は常識
第11回 ホノルルでは大好きなマンダラ・スパへ
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