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![]() デトックスブームが続いている今、単なる「デトックス=毒素を出す美容健康法」という流れがちょっと心配、という旅行ジャーナリストの木谷朋子さん。世界各地を旅してきた旅のプロならではの視点で、さまざまなデトックス体験、健康・美容体験を世界各国の健康事情とともにお届けします。世界的な有名スパから気軽に行ける癒しスポットまで、ヘルシー美容&料理情報なども交えてご紹介します。 |
![]() PHOTOS:KIS KOREA |
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◆ 地元の人たちが通う24時間営業が強み 前回、汗蒸幕がどんな場所かをご説明しましたが、私のソウルでのお気に入り汗蒸幕をちょっとご紹介したいと思います。 実は最近ホテルから近い外国人向けの汗蒸幕しか行けず、ちょっとつまらないな〜と思っているところなのです。もちろん外国人向けの汗蒸幕でも、汗蒸幕じたいの効果や施術など、システムは地元ソウルっ子御用達汗蒸幕と極端な差はないのですが、外国人向けのところは静か過ぎる、きれい過ぎる感じは否めません。せっかくソウルへ来たのだから、地元の人たちがガヤガヤ集まる姿とかも見たい!本来の汗蒸幕の雰囲気を楽しみたいな〜と思うワケです。 私が好きな地元御用達の汗蒸幕に「蚕室水陽火汗蒸幕」という店があるのですが、ここはオープン当初から気に入っていたところ。ただソウル南東部のロッテワールドの方にあるため、遠いのが難点なのです。以前は明洞からタクシーを飛ばして行っていたのですが、片道車で30分以上かかるため、夜中に帰ることを考えると、特に寒い冬などは行こうかどうかやはり迷います。 ただ、この汗蒸幕、タクシーを飛ばしても一度はぜひ行ってみて欲しいドメな雰囲気なのです。私が最初に韓国ドラマに興味をもったのも、この汗蒸幕で地元の人たちが休憩所のテレビに集まっていたからでした。「何でこの人たち、かぶりつきでドラマを見ているの?韓国の人ってドラマが好きなの?それともドラマが面白いのかな〜?」と頭は「?」でいっぱい!とにかく老若男女が一台のテレビに集まり画面を凝視している姿が日本ではありえない光景だっただけに、「テレビドラマに何かある!」と確信したことを思い出します(笑)。 ◆ 石造りのドーム型の窯の内部で 「蚕室水陽火汗蒸幕」はとにかく施設の規模が大きいのが特徴です。総面積2000坪。国内最大級の汗蒸幕といわれており、2002年にオープンした当初は女性専用でした。すぐに男女共用となったので、今では夫婦やカップル、ファミリーで楽しめる空間に変わっています。 入口が小さめなので、中がこれほど大きいとは最初は想像できないかもしれませんが、本当に内部が驚くほど広いです。地下2階に広がる空間には、大ドーム型の火汗蒸幕と紫水晶でできた汗蒸幕が2つどーんと鎮座。かなり目立ちます。この火汗蒸幕は、電気やガスで焚いたものではなく、昔ながらの松の木で焚かれた高温サウナで、ここの汗蒸幕の熱さはかなりのものです。以前冷え性の友達と一緒に来たとき、彼女は「絶対にサウナで汗はかかない」と豪語していたのですが、極度の冷え性の彼女でも、あっというまに汗が出てきました。 さらに玉石サウナや黄土サウナ、霧サウナ、よもぎサウナなど、各種サウナがズラリと奥にあります。これらのサウナは火汗蒸幕に比べそれほど熱くないので、休憩所代わりにしている人もいるくらい気持ちいい空間です。 ◆ ロッカー数は900個 基本コースには、入場料(汗蒸幕、サウナ、浴場使用料)とアカスリ、ミルクとオイルを使った全身マッサージ、フェイシャルマッサージ、きゅうりパック、シャンプーの料金が含まれています。地元の人たちは自分でアカスリをする人も多いので、入場料だけの人もいますが、日本人はアカスリの習慣はないので、初めてだったら基本コースを経験してみてほしいですね。お風呂もかなり大規模で、緑茶風呂、よもぎ風呂、人参風呂、ゲルマニウム風呂など、日替わりでいろいろ揃っています。 この汗蒸幕では、地元の人はピンク、観光客は黄色の着替えを渡されるので、一目で日本人であることがわかるようになっています。これはスタッフがすぐに日本人のお客さんを案内できるようにという配慮から区別しているとのこと。初めてのソウル旅行の人には、周囲があまり韓国語だらけだと不安に思う人もいるかもしれませんが、地元の人にまじってニコニコしているだけで、結構なじんでしまうものです。私などはまったく韓国語がわからない時でも楽しく過ごしていましたし、何かあれば日本語のできるスタッフが駆けつけてくれます。 また、常設の食堂には韓国の家庭料理が用意されており、汗蒸幕やお風呂に何度も入りながら、途中で食事をしたり、休憩したりして過ごします。ドリンクの用意も豊富で、汗蒸幕の後の水分補給も万全。あっというまに3〜4時間が過ぎてしまい、いつも帰りたくなくなります。宿泊施設もあるので、1日いたい人や、夜帰りたくなってしまいそうな人にはお泊りコースもおススメですね。 外国人向けの汗蒸幕との違いはやはりのんびりできること。24時間営業なので、夜遅くまで観光をして夜中に入店しても、閉店時間を気にせずくつろいでいられます。地元御用達ゆえ、夜や週末は当然のごとく混みあいますが、ぜひ一度行ってみてください。
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