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![]() デトックスブームが続いている今、単なる「デトックス=毒素を出す美容健康法」という流れがちょっと心配、という旅行ジャーナリストの木谷朋子さん。世界各地を旅してきた旅のプロならではの視点で、さまざまなデトックス体験、健康・美容体験を世界各国の健康事情とともにお届けします。世界的な有名スパから気軽に行ける癒しスポットまで、ヘルシー美容&料理情報なども交えてご紹介します。 |
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◆ ドキドキしながらヘルスセンターへ! いよいよアーユルヴェーダのトリートメント(施術)が始まるとあって、ちょっとワクワクドキドキでヘルスセンターへ向かった私たち。トリートメント時には全員にエンジ色の布(オレンジ色の布もあり。男性は青の人も)が渡され、下はショーツ1枚。布切れ1枚をカラダに巻きつけただけの格好は、慣れないだけに最初はちょっと恥ずかしかった! 予約時に「オイルで黒くなってしまうので、下着(ショーツ)は黒っぽいものを持参するか、捨ててもいい古くなったモノを用意してきてください」と言われていたため、私は古いショーツを数枚用意。連れの貴子ちゃんは黒いショーツを持参していました。 初日は朝寝坊した上、ファースト・カウンセリングもあったため、トリートメントの時間と指定されたのは午前11時半。その前に受けたのが鍼治療でした。 「アーユルヴェーダに鍼治療があるの?」と思われるかもしれませんが、韓国でも中国でも漢方(韓方)医が鍼治療を行うのと同様、スリランカでもアーユルヴェーダ医が鍼治療を行うことはごくごく一般的なこと。 日本でも一時期だいぶ鍼治療に通っていた時期があった私ですが、長時間座る椅子に大枚7万円以上をつぎ込んだ後、腰の痛みがピタリと治り、さらにスポーツクラブへ週1度通うようになって、肩凝りも軽減。肩凝りや背中のハリはいつも感じていたものの、ここ数年鍼治療には行っていませんでした。 ワサナ先生のカウンセリングでは、慢性的な肩凝りと背中のハリを訴え、肩凝りから頭痛もあると訴えていた(事実です!)私ですが、バーベリンでは、治療の一環に鍼治療が含まれているため、私だけでなく、全ての患者(ここでは宿泊客のことを患者と呼びます)に鍼治療を行っています。 鍼治療の部屋(アキュパンチャー・ルーム)に向かったのは午前10時45分。鍼は日本のものより太いと聞いていましたが、太さは日本の鍼とあまり変わらず。仰向けになるよう指示され、左手首、左肩、右手首、右肩、頭のてっぺん、お腹の合計7ヵ所に鍼を打たれました。鍼を打つ箇所は日本よりかなり少なめなのではないかと思います。 アキュパンチャー・ルームには、全部で8台ほどのベッドが置かれており、鍼を打たれるとみなぐっすり寝てしまうよう。隣のベッドからは軽い寝息が聞こえてきます。 ここでちょっと気になったのは鍼の管理のこと。日本では鍼治療の際の鍼は全て使い捨てがいまや常識ですが、このヘルスセンターでは自分が使った鍼を施術期間中ずっと使い続けるというシステム。ここに来る前から鍼による感染などはないのかと心配していたのですが、自分が使った鍼を使うなら安心かな〜と思いました。 鍼ケースに59番と書かれていたため、私のペイシェント・ナンバー(患者番号)が59番であることが判明。鍼を打たれた肩や手首は、肩凝りと背中の凝りの改善、頭のてっぺんはリラックスと頭痛の改善、お腹は子宮筋腫の治療ということらしかったです。 ◆ トリートメントのメインは 鍼治療は40分ほどで終了し、ヘルスセンターのレセプションへ戻るとちょうど11時30分でした。すると、私の姿を見た2人の女性が名前も聞かずにニコニコしながら近づいてきました。 どうも担当のセラピスト2人はすでに私の担当だということをわかっているよう。そのうちの一人に手をとられて歩いていくと、カーテンのドアが7室あり、その中の一室に招きいれられました。 仕切りは板壁なので隣の声や音は少々聞こえますが気にならないレベル。部屋は少し薄暗いですが、窓があるため圧迫感はなく、天井も高くて清潔な印象です。ちょっとぽっちゃりした笑顔の可愛い背の低い方の女性がメイン・セラピストらしく、彼女から、まず鏡の前の椅子に座るように言われました。 ショーツ1枚で鏡の前というなんとも恥ずかしい姿ではありましたが、セラピストの女性は、黒っぽいハーブ・オイルをまず私の頭のてっぺんに注ぎ込み、ヘッドマッサージをスタート。オイルをまんべんなく頭全体に塗りこみながら、頭をほぐすように念入りにマッサージしてくれます。頭が終わると次は肩から背中の肩甲骨へ。さらに背中全体をマッサージしていきます。 背中が終わったところで、次はベッドへと言われ、ベッドへ移動。ベッドに仰向けになると、顔のマッサージが始まります。ここでもまた念入りに筋肉をほぐすようにマッサージされた後、最後に眉間の少し下、鼻の下、あごの真ん中の3つのつぼを指先で軽く押さえて終了。途中で目薬をさされたのは、慢性眼精疲労でドライアイと訴えた私の眼の治療のためということでした。 ◆ 2人1組のマッサージが 顔のマッサージが終了すると、今度はセラピスト2人による足のマッサージが始まりました。足先、ひざ下、太ももと下から順番に進み、次は腕、胴体と、時々オイルを足しながら、細かく手を動かしながらマッサージが続きます。この2人のセラピストによるマッサージは、2人の呼吸や力加減が一緒でないと、こちらがリラックスできない難しいマッサージ。人によってうまい人と下手な人がいますが、初日のコンビは実に上手でした。 仰向けの次は、「マダム」と声をかけられ、「向きを右側にして、足をずらしてください」と指示され、お尻も丁寧にマッサージ。次は左側側面、最後はうつ伏せで、体全体にまんべんなく黒いハーブ・オイルが塗られ、終わったときには体中まさに油まみれ状態となったのです。 マッサージの力加減はそれほど強くなく、日本で指圧などの強めのマッサージをよく受けている人には少々物足りないかもしれません。アーユルヴェーダのマッサージは、カラダの凝りをほぐすことだけが目的ではなく、ハーブ・オイルの有効成分をカラダに浸透させることも大きな目的です。 このハーブ・オイルは、土臭いような木の香りのようなゴマ油のような不思議な香りがします。スリランカで自生するハーブが何種類も入っているということですが、これもバーベリンの自家製。また、2人1組のマッサージは、アーユルヴェーダにおいては伝統的な施術とされています。ただ、すでにタイやバリ、ハワイのスパなどでは、ダブル・セラピストによるマッサージはスパ・メニューに入っていますので、アーユルヴェーダだけの伝統ではないと思います。 マッサージが終わると、セラピストの1人がガスコンロにのせてあった鍋のふたを開けて、蒸してあったハーブ・ボールを取り出しました。タイでよく見かけたハーブ・ボールとまったく同じ形です。ハーブがぎっしり詰まっていると説明されましたが、私にはニンニクの匂いが強いような気がしました。 ほどよく温められたハーブ・ボールはとても気持ちよく、ポンポンと背中に軽く押し当てられているだけで体の血行がよくなってきます。 このハーブ・ボールでマッサージは全て終了。 何分たったのか正確にはわかりませんが、小一時間は過ぎていたと思います。セラピストに小さなグラスに入った黒っぽい液体を渡され、薬なので飲むようにと言われましたが、ハーブ薬の一種ということで詳細はわからず。後で先生に聞くと、血液をきれいにする薬ということでした。 次回は、マッサージの後に続けて行うバーブ・ガーデンでのパックとハーブ・バスのことを中心にご紹介します。
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