世界デトックス紀行
デトックスブームが続いている今、単なる「デトックス=毒素を出す美容健康法」という流れがちょっと心配、という旅行ジャーナリストの木谷朋子さん。世界各地を旅してきた旅のプロならではの視点で、さまざまなデトックス体験、健康・美容体験を世界各国の健康事情とともにお届けします。世界的な有名スパから気軽に行ける癒しスポットまで、ヘルシー美容&料理情報なども交えてご紹介します。
 

木谷朋子

第45回 「ザ・カハラ・ホテル&リゾート」のスパ・スイート

◆ 世界のセレブリティが絶賛した隠れ家スパ

さて、「ザ・カハラ・ホテル&リゾート(以下「ザ・カハラ」)の2回目は、いよいよスパのお話です!

今までも超高級リゾートの「スパ」をいろいろ取材してきた私ですが、この「ザ・カハラ」のスパを訪れてみて、他のリゾートのスパとはまったくコンセプトが違うと感じました。

ここのスパはスイート・ルームをリメイクして作ったため、「スパ・スイート」という名前が付けられているのですが、トリートメント・ルームはたった5室。世間では、規模が大きなゴージャス・スパがもてはやされているにも関わらず、その隠れ家的な魅力で、独自のスパ・スタイルを貫いています。

この「スパ・スイート」は、カハラ・マンダリン時代の2002年にオープンした直後から、そのトリートメント技術の巧みさと丁寧な対応、完全個室での落ち着いた空間がセレブリティたちに絶賛を浴び、翌年の2003年にはアメリカのカード会員誌『デパーチャーズ(アメリカン・エクスプレス・プラチナ)』で早くも「ベスト・ニュー・ホテル・スパ・イン・アメリカ」を受賞。

1室51m2という広々とした空間は、ハワイというよりアジアン・テイスト。ただ、よく見ると、いにしえのハワイのプランテーションを感じさせるシーリング・ファンや、プランテーション・スタイルのシャッターがインテリアに取り入れられています。

アジアから運んできた家具や調度品、オリーブ色、からし色、くるみ色のファブリック、ハワイのハンドメイド・キルトなど、このオールドハワイとアジアの融合も、南国らしさを感じさせる贅沢な空間作りに一役買っていると思いました。

◆ 緑と静寂に包まれたトリートメント・ルーム

レセプションで受付をすませ、階段を下りてトリートメント・ルームへ向かうのですが、いったん戸外へ出て、緑の木々に囲まれた小道を抜けると、そこに「スパ」の入口が現れます。

庭付きのお部屋といった感じのトリートメント・ルームですので、いったん入口から部屋の庭へ入ってしまうと、他のお客様と鉢合わせする心配もなく、落ち着いた雰囲気と静寂に包まれて、思いきりリラックスできます。プライバシーを保ちたいセレブリティが、なぜこの「スパ・スイート」を絶賛したのか、実際に入ってみてナットクできました。

51m2ある個室ですので、とにかく広々としています。ここには、リラクゼーションエリアと着替え用エリア、プライベートシャワーとかなり深めのバスタブがありました。スイッチを押すと、ジェットシャワーのようにバスタブの天井から水が落ちてくるしくみになっていて、ウォーター・トリートメントも十分に堪能できそうです。

実はあまりに取材スケジュールが詰まっていて、今回はゆっくりマッサージを体験できなかったのですが、ストレス緩和に抜群の効果があるといわれるシグネチャー・マッサージ(スパを代表するマッサージのことです)「カラ・コイコイ・ロミロミ」を紹介してもらいました。

このマッサージのユニークな点は、マッサージ時に手作りのロミロミ・スティックと温かいポハク・ストーンを使うことです。通常のハンド・マッサージよりももっと深い部分まで凝りをほぐしてくれる感覚を体験でき、同時にハワイの癒しの技術がふんだんに盛り込まれているということなので、これはやはりぜひ体験してみないと、と思いました。ロミ・スティックそのものにも、癒しの効果があるそうです。

このほかにも、男性向けトリートメント「カネ・アリィ」や13歳から17歳向けのティーン・スパ・サービス向けのトリートメントなど、ボディ、フェイシャルともに、さまざまなスパ・メニューが用意されています。

そして、ハワイらしいトロピカル・フラワーと緑あふれる中庭にもカウチが用意されていて、トリートメント後には庭を見ながらくつろぐことができるようになっています。ただ最近は、予約のお客様が増えてしまい、くつろぎタイムをとる場合は、延長料金を徴収するそうですので、ゆっくりしたい人は、トリートメントの後、どの程度休めるか、予約時に聞いておくとよいと思います。

こんなに人気が出ると、スパにとっては嬉しいことではあると思いますが、リピーターにとっては予約がとりにくくなるので、ちょっと不満に感じることもあるのかもしれませんね。

午前中は予約が比較的とりやすいそうですので、ぜひトライしてみて欲しいです。「どうしてもこの日のこの時間にお願いしたい!」という場合は、事前に日本から予約をしておくことをおすすめします。

もう一つ。現在「スパ・スイート」は、「ザ・カハラ」の宿泊客以外の予約も受け付けています。私も次回は、日本から朝到着後、この「スパ・スイート」に直行してスパ・サービスを受け、時差ぼけを解消したいな〜と思いました。

ザ・カハラ・ホテル&リゾート The Kahala Hotel& Resort

【住所】5000 Kahala Avenue, Honolulu,Hawaii 96816-5498
【電話】+1(808)739-8888 
【FAX】+1(808)739-8800
【客室数】343室
【ウエブサイト】 http://jp.kahalaresort.com/

●スパ・スイート
営業時間:9:00〜21:00(無休)
カラ・コイコイ・ロミロミ $230(75分)
カネ・アリィ(男性用トリートメント) $265(90分) など。
※予約の5〜10分前にレセプションへ行くようにしましょう。予約のキャンセルは最低24時間前に。日本人スタッフもいます。予約はウエブサイトから日本語で行えます。

 

 



こんな緑あふれる小道を通ってスパ・スイートへ向かいます!



スパ・スイートの1室「Loulu」の入口。入口のプレートに部屋の名前が書いてあります



トリートメント・ルームの中はとても静か。アジアン・テイストの調度品と家具が落ち着いた雰囲気を醸し出しています。ベッドに敷かれているハワイアン・キルトはスタッフの手作り。部屋によってキルトの色やデザインが微妙に違います



シグネチャー・マッサージの「カラ・コイコイ・ロミロミ」。ロミ・スティックを使ったユニークなロミロミマッサージです



インフィニティ・エッジの深々としたバスタブ。バスルームと部屋の間は開け放てるようになっています



部屋の入口から見た中庭。緑があることで癒し効果も倍増ですね。写真だとわかりにくいですが、この環境、すごくいいです!



中庭にあるカウチ。リラクゼーション・タイムを延長してとる場合は30分$75かかります
第40回以前のコラムはこちら
第41回 イギリスの温泉町 PART-6 ハロゲイトのターキッシュ・バス その2
第42回 イギリスの温泉町 PART-7 ハロゲイトのターキッシュ・バス その3
第43回 映画『ミス・ポター』のロケ地「湖水地方」で見つけた湖畔のスパ・ホテル
第44回 ハワイの名門ホテル「ザ・カハラ・ホテル&リゾート」
第45回 「ザ・カハラ・ホテル&リゾート」のスパ・スイート
第46回 スピリチュアル・アイランド ハワイの大自然に宿る神秘
第47回 スピリチュアル・アイランド ハワイのスピリチュアル・スポット
第48回 映画『ミス・ポター』と湖水地方
第49回 日帰りで行けるシティ・スパ「テルムマラン ヨコハマ ベイ」 PART1
第50回 日帰りで行けるシティ・スパ「テルムマラン ヨコハマ ベイ」 PART2
≫最新号

 

  ≫HOME

Copyright (C) KENKO JOURNAL , Inc & KITANI TOMOKO All RightReserved