![]() |
![]() |
||
![]() デトックスブームが続いている今、単なる「デトックス=毒素を出す美容健康法」という流れがちょっと心配、という旅行ジャーナリストの木谷朋子さん。世界各地を旅してきた旅のプロならではの視点で、さまざまなデトックス体験、健康・美容体験を世界各国の健康事情とともにお届けします。世界的な有名スパから気軽に行ける癒しスポットまで、ヘルシー美容&料理情報なども交えてご紹介します。 |
![]() |
||
◆ 大規模なリゾート開発で生まれた中文観光団地 周囲を海に囲まれた美しい自然が残る済州島(チェジュド)は、リゾート開発される1960年代以前は、漁業と農業で生活を営む素朴な島民たちが住むのどかな島でした。大きく変わったのは、1960年代から始まった大規模なリゾート開発以降。それまでみかん農園だった場所が次々と買収されてホテルが建ち始めると、本土からどっと観光客が押し寄せ、国内屈指の人気リゾートに変身していきます。当時の韓国は海外旅行がまだ簡単にはできなかった時代ですので、新しい観光地となった済州島への関心は非常に高く、特にカップルたちからの支持で、あっという間に新婚旅行のメッカとなったのでした。 その後もリゾート開発は着々と続けられ、90年代〜2000年以降には、南部の海沿いに中文観光団地(チュンムンクアングアンダンジ)と呼ばれる大規模なリゾートエリアが誕生します。 この大型リゾートエリアには、済州新羅、ロッテホテル済州、ハイアットリージェンシー済州の3つの超高級ホテルのほか、大きな国際会議が開けるようにと、済州国際コンベンションセンターと呼ばれる大きな会議場も近くに建設されています。小泉元首相も在任中に行われた国際会議で済州島を訪れ、済州新羅に泊まっていますし、クリントン元大統領やゴルバチョフ元大統領も同様に国際会議でこの島を訪れ、済州新羅に泊まっています。 ◆ 『オールイン運命の愛』の撮影で一気に知名度をあげた中文観光団地 中文観光団地の3つのホテルが国内外に大きく紹介されるきっかけとなったのが、ドラマ『オールイン運命の愛』です。実は撮影には、済州新羅、ロッテホテル済州、ハイアットリージェンシー済州のほか、南部の西帰浦市(ソギッポシ)にあるパラダイスホテル済州、南東部にあるシャインビルラグジュアリーリゾートの5つのホテルが使われています。 メインロケ地となった済州新羅、ロッテホテル済州、ハイアットリージェンシー済州は、中文海岸沿いに隣り合って建ち並ぶ超大型ホテル。庭がつながっているため、それぞれの庭から行き来ができるようになっているのでとても便利です。ドラマの80%が済州島、しかもそのほとんどをホテルで撮影しているため、撮影時の苦労がしのばれますが、済州島のこの3つのホテルを比べたいのなら、ぜひドラマ『オールイン運命の愛』を見ておくとよいと思います。私もドラマを見ている間にこれらのホテルに行きたくなった口です。 ロッテホテル済州はドラマ前半部で頻繁に登場していますが、庭に風車があり、その脇にはドラマの撮影の記念となったベンチが「オールインベンチ」として残っています。ロイヤルスイートルームや日本レストラン「桃山」や「バー・ウィンザー」、ロビーラウンジ、庭、廊下、エスカレーター、遊歩道など、ありとあらゆる場所が映っています。また、ホテル内には大きなカジノがあり、ドラマでもイ・ビョンホン演じる主人公のイナがこのカジノのディーラーとして働いている設定だったため、ドラマ中のカジノシーンのほとんどがロッテカジノで撮影されています。 実は、済州島の高級ホテルにはカジノがあるところが多く、済州市内のホテルのほか、済州新羅、ハイアットリージェンシー済州にもあります。これらのカジノでは日本語も通じますので、ラスベガスと同じゲームが安心して日本語で楽しめるということでも日本人観光客には人気があります。私自身はカジノで遊ぶより、庭やビーチ沿いを歩くことの方が好きで、ロッテホテル済州のオランダ式風車がライティングされた美しい夜景がお気に入りです。 済州新羅は、ドラマ『オールイン運命の愛』の後半の舞台となった場所ですが、中庭のプールや日本レストラン「日の出」のほか、最高級の部屋プレジデンシャルスイート、新羅スイート、ロビー、階段など、こちらもホテル中で撮影されています。ドラマ撮影中に主人公を演じたイ・ビョンホンが泊まった部屋は、「イ・ビョンホンルーム」(部屋のカテゴリーはパシフィック・デラックス783号室)として部屋のドアに彼のネームプレートがかけられていますが、今でも人気の部屋。部屋からは海が見えますし、実はバスルームからも海が見える作りになっています。庭の奥に進むと、海が一望できる高台が見えてくるのですが、ここに「シュリ・ベンチ」と呼ばれるベンチが残っています。映画『シュリ』の撮影で使われた有名スポットで、私が中文エリアで最も好きなビューポイントです。 済州新羅にはフランス仕込みの「ゲラン・スパ」もあり、滞在を楽しみたい大人の女性には特におすすめ!私も次回はスパ目当てに訪れたいと思っています。 ハイアットリージェンシー済州は、ロッテや新羅に比べると日本人が少なめ。アメリカ系のホテルということもあってモダンな雰囲気ですね。ロビーに作られたアイランドラウンジは済州島をイメージして作られ、ロビー部分が吹き抜けになった開放感あふれるインテリアが印象的です。こちらもプレジデンシャルスイートや日本&韓国レストラン「五味(オミ)」、ロビーが撮影時に使われています。1年半ほど前に、庭にウェディング用の教会が建てられ、ウェディング事業にも力を入れていると言っていましたが、海が一望できる教会なので、天気が良ければ!最高の結婚式になること間違いし!最高のロケーションにあります。 ◆ そのほかの南部のおすすめリゾート これらの高級リゾートがある中文観光団地のエリアは、島の中心地である北部の済州市や新済州市からは車で1時間ほどです。人口が集中する北部に比べると、南部は人口が少なく、気候も温暖。中文観光団地から車で20〜30分の距離に、西帰浦市(ソギッポシ)と呼ばれる南部の町があるのですが、ここは漁業や農業に従事する島民が多く住むエリアです。周囲には島の特産物として有名なみかん畑が多く、中文観光団地とは違う地元の生活を垣間見ることができます。市内には小さなホテルや民宿があるものの、観光地といった雰囲気はありません。場所的にも車がないとちょっと不便ですね。ただ、地元の人が通う美味しい食事処があるので、私は東部へ向かうときの食事休憩時に西帰浦市に立ち寄ることが多いです。 西帰浦市の郊外にあるパラダイスホテル済州は、韓国の初代大統領、李承晩(イ・スンマン)の元別荘で、イスラム建築を思わせる独特の内装がステキです。庭も美しく、レストラン&カフェ「ハネムーンハウス」からの海の眺めは一見の価値あり!「アフリカの部屋」「南欧の部屋」といった風に、部屋ごとにテーマがあり、まったくインテリアの雰囲気が違うため、泊まる場合は、部屋の好みを把握して泊まることをおすすめします。ここも『オールイン運命の愛』や『私の名前はキム・サムスン』といった有名ドラマに登場している高級リゾートホテルです。 もう一つのおすすめは、島の南東部にあるシャインビルラグジュアリーリゾートです。このホテルも『オールイン運命の愛』、『夏の香り』といったドラマに登場していますが、韓国内ではコマーシャル撮影にはよく使われているホテルです。難点は済州市から遠いことと近くに他に何もないこと。ホテル内にレストランが2軒しかないので、食にこだわる人にはちょっと物足りないかもしれませんが、ゆっくり静かにのんびり過ごしたい人には最高のロケーションです。中には韓国初のタラソテラピー施設もあります。宿泊客は韓国人が多く日本人観光客はほとんどいませんが、日本語は少し、英語は確実に通じます。リゾートラバーにおすすめのホテルですけれど、済州島を動きまわりたい人には不向きですので、その点はお忘れなく! 今回は、南部のリゾートホテルについて、簡単にご紹介しましたが、このほかにも、済州島には数多くのホテルがあります。空港のある北部の済州市や新済州市にあるホテルは、やはり街中にあるということで、便利さでは軍配があがります。個人的には中文観光団地の3つのホテルか、南部の海沿いに建つリゾートホテルをおすすめしますが、どういった旅をするかでホテル選びは違ってきます。旅の計画時には、ご自分の旅のプランをよく考えてホテル選びをしてみてください。 次回は、済州島のビューティスポットをご紹介します。(2007年11月22日)
|
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ≫HOME | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Copyright (C) KENKO JOURNAL , Inc & KITANI TOMOKO All RightReserved |