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![]() デトックスブームが続いている今、単なる「デトックス=毒素を出す美容健康法」という流れがちょっと心配、という旅行ジャーナリストの木谷朋子さん。世界各地を旅してきた旅のプロならではの視点で、さまざまなデトックス体験、健康・美容体験を世界各国の健康事情とともにお届けします。世界的な有名スパから気軽に行ける癒しスポットまで、ヘルシー美容&料理情報なども交えてご紹介します。 |
![]() PHOTO : Friedrichsbad Baden-Baden |
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◆ 王侯貴族の宮殿のような美しいフリードリヒス・バード 最新型のモダンな温泉施設「カラカラ・テルメ」に対し、隣にある「フリードリヒス・バード」は、1877年に建てられた歴史的建造物です。バーデン・バーデンを有名にしたのは、この地が18〜19世紀、王侯貴族たちや文化人が集まる高級保養地だったからですが、フリードリヒス・バードは、その当時のヨーロッパのエレガントな雰囲気がそのまま残る温泉施設として有名です。バーデン・バーデンの歴史の生き証人のようなシンボリックな存在でもあります。 1877年に建設された建物は、まるで王侯貴族の宮殿のような豪華さ。これまでにも何回か改装してきており、建物全てが当時のままではありませんが、当時の施設を残すべく改装してきているので、内部の装飾は当時のままといえるでしょう。お湯は無色透明で匂いがしないせいか、日本人にはちょっと物足りないかもしれませんが、成分的にはれっきとした温泉です。 ◆ 古代ローマン・バスを再現したメインの大浴場 以前、イギリスの温泉町ハロゲート(第41回)のターキッシュ・バスのことをご紹介しましたが、ハロゲートのターキッシュ・バスもやはり19世紀に建てられたものですので、このフリードリヒス・バードとその内部装飾がとても似ていると思った記憶があります。ただ、フリードリヒス・バードの方がハロゲートのよりもお風呂の種類が多く、規模が大きく広いですね。また、お風呂の入り方が17工程と決まっているところも他にはない大きな特徴です。 古代ローマの温泉施設をイメージして作られた19世紀の温泉施設ですので、どの施設もいにしえのヨーロッパの温泉がいかに優雅で豪華な施設だったかが実際に体感できると思います。私も最初に行ったときは、ハンドペイントのタイルで敷き詰められた美しくカラフルな壁を見ていちいち感動していました。 特にメインの大浴場は円形のローマン風呂の典型的なスタイルを見られますので、一見の価値があります。このローマン風呂を取り入れたスパ施設が各国で作られていることを考えても、スパ関係者がスパを作る前に、このフリードリッス・バードを視察で訪れていたことがわかります。 ◆ 混浴が基本のフリードリヒス・バード フリードリヒス・バードが有名なのは、その歴史の古さだけではありません。水着着用が一般的なヨーロッパの温泉施設の中で、ここでは月曜と木曜が水着着用。それ以外の日は裸で入るのです。また、ここでは男女混浴が基本となっており、裸で混浴というちょっとショッキングな状況!も日常的に発生しています。 もちろん男女別浴の日もありますが、別浴の日も、メインのローマン風呂周辺(10〜11工程)では一緒ですし、混浴の日(火・水・金・土曜)には7〜11工程は男女一緒。日曜は17工程全てが男女一緒ですので、カップルで訪れる人が多いです。 かくいう私ですが、裸で混浴する勇気がとてももてず、水着着用で別浴の日を選んで行きました。 フリードリヒス・バードの17工程のお風呂の入り方については次回詳しくご紹介しますが、入浴のみの利用もできますし、追加でブラシマッサージを受けるサービスなども受けられます。時間は3時間(入浴のみ)と3時間半(入浴+ブラシマッサージ)のみ。お風呂の入り方が17工程ときっちり決まっているため(このあたりがすごくドイツらしい!)、この時間より長くいることができないシステムになっています。
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