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![]() デトックスブームが続いている今、単なる「デトックス=毒素を出す美容健康法」という流れがちょっと心配、という旅行ジャーナリストの木谷朋子さん。世界各地を旅してきた旅のプロならではの視点で、さまざまなデトックス体験、健康・美容体験を世界各国の健康事情とともにお届けします。世界的な有名スパから気軽に行ける癒しスポットまで、ヘルシー美容&料理情報なども交えてご紹介します。 |
![]() PHOTO : Friedrichsbad Baden-Baden |
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◆ ローマ時代の入浴法を踏襲? 今回は、前回に引き続き、17工程の入浴法がきっちり決められている「フリードリヒス・バード」の入浴法を具体的にご説明します。 まず、レセプションでチケットを買う際に、入浴のみ(21ユーロ)か入浴にブラッシュ・マッサージ(29ユーロ)のサービスを追加するかを選びます。私はもちろんブラッシュ・マッサージ付きをチョイス。ブラッシュ・マッサージは、この温泉のハイライトですので、ぜひ体験して欲しい工程です。 温泉施設は建物の2階にあり、自動改札のようなゲートにチケットを差し込んで中に入るシステム。ゲートから更衣室に入り、ここで全部脱いでから浴場に向かいます。タオルは、お風呂の入口にいるスタッフの女性から、シーツのように大きなタオルを渡されました。ここで、このお風呂の入り方を説明され、17工程の順番をきちんと守るように注意されます。サウナが嫌いとか、お風呂がぬるすぎるという理由で、飛ばしちゃダメなのだそうです。 まず工程1のシャワーで体を軽く洗い、工程2〜3のドライサウナへ。最初は54℃のウォーム・サウナで5分。次に68℃のホット・サウナへ5分、その後は軽くまたシャワーを浴びて、ソープ&ブラッシュ・マッサージへ向かいます。 サウナに入って体を十分に温めてから体を擦る、というやり方は、「韓国のアカスリ」ととても似ている気がしましたが、アカスリよりも大雑把というか、垢をこすりとるまではしません。終わった後は、体全体の新陳代謝がよくなり、血液循環もよくなったようです。ただ、このブラッシュ・マッサージは、肌の弱い人や、ブラシで体を擦るのはちょっと刺激が強すぎると感じる人は、避けたほうが良いかもしれません。個人的にはとても気持ちがよいと思うので、ぜひチャレンジして欲しいですが・・・。 ブラッシュ・マッサージの後、シャワーをまた浴びたら、さらにスチーム・バス(ミストサウナ)に入ります。ドライサウナよりも温度が低く、45℃、48℃の2種類が用意されています。ブラッシュ・マッサージを受けた後なので、このくらいの温度がとても心地よく、しかもミストなので、決められた時間よりもっと長くいたくなるくらいリラックスできました。 ◆ サウナとマッサージでじっくり体を温めた後やっと温泉へ こうして、ドライサウナ、ブラッシュ・マッサージ、ミストサウナという工程を辿った後、やっと温泉に入ることができます。 最初は36℃のプールのような温泉へ。36℃は日本人にはかなりぬるい、というより冷たく感じると思いますが、サウナに入った直後なので、それほど冷たいとは感じませんでした。 その後、このフリードリヒス・バードの目玉といわれる円形のローマン・バスへ。温度はさらに低い28〜34℃。高温の日本の温泉に慣れた人には少々つらい温度かもしれません。ドイツの温泉は長湯ができるくらい低温なのが一般的。このフリードリヒス・バードに限らず、ドイツの温泉の温度は34〜38℃くらいのところが多いので、温泉というよりプール感覚でいた方がよいかもしれません。 温泉の後は、冷たいシャワーを浴びて、ドライオフといわれる休憩タイムに入ります。 ここで体を温め4分間過ごした後、体にモイスチャーライジング・クリームを塗ります。このときクリームに好きな香りを入れてくれますが、いまどきのアロマの香りです。クリームを塗った後は、大きな白い布で体を巻かれ、その上から温かいブランケットを巻いて、リラクゼーションルームで30分間休んだら終わりです。 私は工程16の「休憩室で休む」を選びましたが、他に読書室という選択肢もあります。休憩室の方は薄暗くなっているため、30分という時間でしたが、ぐっすり眠ってしまいました。毛布にくるまれている状態もかなり心地よかったです。 どちらか一つを体験するのではなく、できればカラカラ・テルメとフリードリヒス・バードを両方体験してみると、違いも楽しめて面白いと思います。また、温泉保養地として発展してきたバーデン・バーデンの街には、美味しいレストランやおしゃれなカフェ、すてきなホテルがたくさんありますので、温泉に入るだけでなく、温泉町の雰囲気をまるごと味わってきて欲しいですね。
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