冷え取り健康生活
今月のいきいきコラム
 

舌苔はぜったいに必要?

口臭は自分自身では気がつきにくいものです。口臭を必要以上に気にするあまり、対人恐怖症になってしまう人もいるとのこと。その口臭の主な原因のひとつである口臭にはさまざまな原因がありますが、今回は「舌苔」について考えてみましょう。

口臭の主な原因

  1. 舌苔(ぜったい)
  2. 生理的口臭(起床時、空腹時、緊張時、疲労時などに誰にでも起こる口臭)
  3. 唾液分泌量の減少(加齢、緊張やストレス、不規則な生活、薬による副作用など)
  4. 食べ物によるもの(ニンニク、酒、煙草など)
  5. 病気によるもの(胃腸、肝機能、糖尿病、呼吸器の病気など)

 

体調が悪いと、舌苔が厚くなる?

では、「舌苔」とは何なのでしょう。
舌の表面をよく見るとぷちぷちした粒状のものが見えます。これは唾液を適度に口にとどめる役割をしている舌乳頭といいます。その中には味蕾(みらい)と呼ばれる味覚(甘味、酸味、塩味、苦味、うま味)を感知する部分があります。口の中の細菌や新陳代謝で剥がれた上皮細胞がこの舌乳頭に付着したコケ状のものを舌苔(ぜったい)といいます。唾液が不足したり、体調が悪かったりすると、舌苔が厚くなる傾向があり、これが口臭の原因になってしまうのです。

〜舌で健康チェック!〜



白色(うっすらと全体)
正常な状態。

黄色(奥の方)

歯周病や虫歯などの感染症、たばこ、黄色の食べ物の摂取、成人病などが関連すると黄色くなります。体の調子が悪いときや唾液の分泌が上手く機能していないときに口呼吸をすると口臭を起こすかもしれません。


ピンク色

一見きれいにみえますが、東洋医学では「紅舌」と呼び、舌苔がまったくないピンク色の舌は口臭が発生しやすい状態です。口腔内が熱っぽく感じられたり、ぴりぴり感じられたりし、すっぱい口臭になります。加齢による舌表面の代謝低下などで舌苔がつかなくなり、ピンクになる場合もあります。


まっ白(過剰な分厚い舌苔)

舌がびっしりと舌苔に覆われ、つぶつぶ状の味蕾がまったく見えない状態。このような白い舌苔が慢性化すると、嫌気性菌が定着し、口臭に結びつきます。


紫、黒色

舌の異常を感じる前に、他の部位にも体の不調が感じられるひどい病気が疑われます。 病院で診断してもらいましょう。


地図状舌

舌の表面に赤い斑状の模様を生じます。原因は不明。通常、痛みなどの症状はなく、病院でも治療対象外となりますが、気になる方は医師にご相談下さい。

余分な舌苔を除去する方法とは?

健康チェックでもあったように、うっすらと白くついている舌苔は正常であり、分厚く蓄積していない限り舌を磨く必要はありません。食後にすぐ水を飲み、口の天井に舌を数回擦り合わせるだけで、不必要な舌苔はとれてしまいます。
舌ブラシなどでゴシゴシ強く擦ることにより、舌乳頭や味蕾の細胞が破壊されて「味覚障害」を引き起こすことがあります。味蕾では絶えず新しい味覚細胞が作られます。その際に必要となるのが亜鉛です。亜鉛が不足すると新しい味覚細胞が生まれ変わらなくなり、その結果「味がわからない」「甘い物が苦く感じる」といった味覚障害が生じるのです。その他、加工食品に多く含まれる食品添加物や生活習慣病予防の治療薬の中にも亜鉛の吸収を阻害するものや体外に排出してしまう働きのあるものもあります。また歯磨き粉に含まれる合成界面活性剤もまた、味蕾を破壊する要因となります。

〜どうしても気になると言う方は〜

  • 柔らかい歯ブラシなどでそっと撫でるように除去
  • ガーゼやタオル地のハンカチを指に巻きつけて優しくこする
  • 味蕾を傷めるリスクの少ない舌専用のクリーナーを使用する※週に一度を目安に
  • 胃腸の働きを正常にして体内から舌苔の増加を防ぐ。

味蕾の数は40代半ばから身体機能の低下とともにだんだん減少していきます。おいしいものを「おいしい!」と感じる味蕾を大切にしたいものです。くれぐれも舌の磨きすぎにはご注意を!



第1回 牛乳はホントに「健康食品」?

第2回 マーガリンは体に悪い、って本当?

第3回 食物繊維は大腸ガン予防にはならないってホント?
第4回 緑茶の健康効果を見直そう!
第5回 意外な盲点・・・「歯の噛み合わせ」は健康のツボ!
第6回 舌苔はぜったいに必要?
≫最新号

 



冷え取り健康法

お風呂のススメ

冷え予防


≫健康ジャーナル社HOME


Copyright (C) KENKO JOURNAL , Inc All RightReserved