最近、スーパーやコンビニなどで「イーストフード・乳化剤 無添加」「トランス脂肪酸低減商品」という表示のパンを見かけるようになりました。
「トランス脂肪酸」については第2回のいきいきコラムで取り上げました。これはパン生地に練り込んだり、仕上げに使用するマーガリンやショートニング、ホイップクリームに含まれる油脂で動脈硬化や心疾患のリスクを高めるといわれています。
今回はパンに含まれるイーストフードにふれ、パンの安全性について考えてみましょう。
イースト菌とイーストフードって同じもの?
名前はよく似ていますが、全く違うもの。
「イースト菌」はパン作りに欠かせない酵母ですが、「イーストフード」は食品添加物に分類され、フードと名のつくとおりイースト(人工酵母)のエサで、パンやお菓子を作るときにイースト菌の働きをよくし、少ない原料でふっくらとしたパンにします。また、短時間で均質なパンを大量生産しやすくします。パンを作る過程でのいわゆる発酵促進剤です。
16品目の合成化合物から、通常4〜5品目を混ぜて使用しており、それをイーストフードと明記しています。代表的なものとして塩化アンモニウム、炭酸カルシウム、リン酸塩などがあげられます。 |