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まだ戦争前、お隣でやっていた料理教室の助手から始まって、戦後、料理教室を主宰したり、料理学校の副校長をやらせていただいたりと、わたしにとって「料理」は、生きていくために必要不可欠な、切っても切れない関係にありました。
はるか昔、女学生のころからとにかくおいしいものが好きで、デパートの食堂に通い詰めて「カレーなら○○、サンドイッチなら○○」と、自分なりのランキングをつけていたくらいの食いしん坊でしたから、これは歩むべき「道」だったのかな、と思ったりもします。
もちろん、いまでもわたしは食べること、料理をすることが大好き。自分の食べるものは自分で作り、器に気を遣い、盛り付け方もきっちりとして、食事の時間を楽しんでいます。
食卓には必ず五品以上の料理が並びます。なかにはお気に入りの店で買った出来合いのものが並ぶこともありますが、基本はすべてわたしの作った料理たちです。もともと食いしん坊なわたしですから、1品だけの食卓は淋しくて、とても我慢ができません。年寄りですから、そんなにたくさん食べることはできませんが、ちょっとずつでも違った味があるのは楽しいことですし、いろいろなものをちょっとずつ食べるのは、栄養のバランスも整いますから、とてもいいことだと思うのです。
1日にそんなにたくさん料理を作るなんてできない……なんて思われるかもしれませんね。でも大丈夫。作り置きしておいたものをちょっとずつ出して食べればいいのですから、そんなに難しく考えることはありませんよ。
料理に合うお皿を用意して、箸置きも置いての食事。これほど楽しく、優雅な時間はありません。この時間がわたしにとってなによりも大切で、充実した時間。昼はなに食べよう、夜はなに食べようなんて考えていたら、忙しくてボケる暇もありませんよ。みなさんにも、ぜひお勧めします。


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