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▼ 糖質を摂りすぎると血液がベトベトになる
私たちは食事からいろいろな栄養を吸収していますが、糖質も欠かせない栄養のひとつです。糖質は穀類、砂糖、果物、イモ類などの食品から体内に取り入れられ、グリコーゲンとなって肝臓や筋肉に貯えられます。そこからブドウ糖に姿を変えて血液中に入り、全身の細胞に運ばれるのです。
しかし糖質を取りすぎると、消費されなかったブドウ糖が血液中に残ってしまいます。その結果、血糖値が上昇し、膵臓がインスリンを分泌し始めますが、ブドウ糖が多すぎると多量のインスリンが必要になってしまいます。すると膵臓に負担がかかって元気がなくなってしまうのです。その結果、次第にインスリンがうまく分泌されなくなり、血糖値はさらに上昇し、血液はベトベトの固まりやすい状態になってしまうのです。
▼ 高血糖は血管にダメージを与え、動脈硬化の原因に
高血糖になると、血液がベトベトになって血液中の赤血球が柔軟性を失って血管内で交通渋滞を起こします。すると毛細血管のような細い血管に詰まりやすくなります。さらに高血糖の状態が続くと、糖が糖化たんぱく質を作り、さらに代謝しにくい状態になってしまうのです。
また悪玉コレステロールも変性し、血管壁に付着しやすくなって、さらに動脈硬化を進行させるという悪循環も引き起こすのです。
▼ 高血糖を放っておくと糖尿病になる
血糖値が下がらず高血糖が続くようだと、糖尿病の疑いがあります。糖尿病には、1型糖尿病(インスリン依存型糖尿病)と、2型糖尿病(インスリン非依存型)の2種類があります。1型は自己免疫機能に何らかの異常が生じ、膵臓の細胞が破壊され、インスリンが分泌できなくなったために起こります。しかし、糖尿病全体の中で占める割合はほんの数パーセントで、ほとんどは生活習慣と体質が原因の2型糖尿病です。
糖尿病は初期の段階では、自覚症状が現れません。そのために気がついたときには、全身に恐ろしい合併症を起こしていることが多いのです。
中でも神経障害、網膜症、腎症の3つは糖尿病の3大合併症と呼ばれ、特に発症率が高いので注意が必要です。
▼ 血糖値の上昇を抑える食べ物を取ろう
血糖値を下げるには、食生活を見直すことが必要になります。血糖値の上昇を抑える食べ物には以下のものがありますので、日ごろからしっかり摂るようにしましょう。
● タマネギ
タマネギにはケルセチンと呼ばれるポリフェノールの一種が含まれ、高い抗酸化力を持っています。高血圧や動脈硬化の進行、老化を防ぎます。毎日4分の1個、50gを摂取すれば効果が得られます。
● ぬめり野菜
―オクラ―
オクラのネバネバには食物繊維の水溶性ペクチンやムチンなどの成分が含まれます。水溶性ペクチンは腸内でコレステロールの吸収を抑制し、増え過ぎるのを防ぎます。ムチンには糖質の吸収を抑制する作用もあります。
―モロヘイヤ―
モロヘイヤに含まれているムチンやカロテン、マグネシウムといった成分は血液をサラサラにします。
―ヤマイモ―
ヤマイモにもムチンが含まれており、食後に血糖値が急上昇するのを抑えてくれます。同時にインスリンの分泌も過剰にならず、血糖値のコントロールがうまくいくようになります。
●クロム
クロムは、ウナギ、アサリ、ひじき、ピータン、ワカメ、カツオなどの食品によって取り込まれる成分で、ミネラルの一種です。クロムが欠乏すると糖尿病や高脂血症が起こりやすくなります。
▼ 血液の循環をよくするために半身浴を
食事面の改善だけでなく、適度な運動、規則正しい生活を心がけるとより効果的ですが、もうひとつ大切なことがあります。それは体を温めて血液の流れをよくすること。体が冷えていると血液の流れが阻害され、体全体の機能が低下してしまいます。もちろん膵臓も例外ではありません。膵臓の元気がなくなれば、インスリンの分泌や働きも低下して、血液中のブドウ糖が必要なところで利用されずに、尿と一緒に捨てられる可能性が高くなるのです。
ですから、足湯やぬるめのお湯で半身浴をして、しっかりと冷えを取り、血液循環を活発に保つように心がけましょう。

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