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もうすでに「お手玉遊び」をしないで育った子どもが大人になって、子どもを育てているというのが現状でしょうが、実は、お手玉には子どもの成長を助ける、たくさんの魅力が隠されているということを、みなさんはご存知でしょうか。
そしてそれは、子どもの成長だけでなく、ボケ予防のお年よりのために、とてもいい運動でもあります。今回は、子どもを「ゲーム脳」にさせない「お手玉遊び」の魅力を探ってみました。
お手玉の魅力
(1) 手先を使い、脳を活性化する
右手、左手を均等に使い、右脳も左脳も活性化させることができます。また、お手玉の遊びにはルールがなく、自分なりに考えて遊ぶことで、創造性も養われます。
(2) 呼吸を整え、全身の健康に役立つ
お手玉にはリズムが大切です。呼吸を上手く使いながら、あるいは好きな歌に合わせて歌いながら遊ぶことにより、呼吸、とくに「吐く」ことを意識的に行うことになります。これは自律神経の働き、内臓の働きを活性化するのに役立ちます。
(3) 姿勢をよくして、下半身の強化にも
お手玉で遊ぶときは、どうしても真っ直ぐな姿勢になります。それとリズムよく遊ぶには、けん玉遊びと同じように腰の力がポイントとなります。それによって自然に姿勢がよくなり、下半身の強化にもつながります。
(4) コミュニケーション力をつけ、社会性を身につける
お手玉遊びは大勢の人と息を合わせて行う遊びもあります。わらべうたにもありますが、そういう遊びをするときは、みんなの協力が必要。誰かがひとり勝手なことをしたら遊びは成立しません。自然と協調性や社会性が身につきます。
親と子のコミュニケーションを図るにも、お手玉はとても有効です。遊び方にもとくにルールはないので自由に遊べますが、2個のお手玉を使った、基本的な遊び方をいくつかご紹介しましょう。
- お手玉を右手と左手に1個ずつ持ち、同時に投げ上げて、おへその辺りで取る。どうしても利き腕の方が高く上がってしまうので、力の具合を工夫して、左右同じ高さになるようにする。
- 左右同時に投げ上げて、手を1回、2回、3回と叩いてみる。
- 左右同時に投げ上げて、手の甲で受け止めてみる。
- 手の甲で受け止めたお手玉を、そのまま跳ね上げてつかむ。
- 手の甲に置いたお手玉を投げ上げ、同じ手の、手のひらで受け止める。もう片方の手は、手のひらにお手玉を置いて投げ上げ、手の甲で受け止める。この動作を繰り返す。
2個、3個のお手玉を使って、歌を歌いながら回していく遊びができるようになるまでに、こんな基本の動作を覚えておくといいでしょう。もちろんこれらも、ちゃんとできるようになるには結構大変です。
テレビゲームよりもずっと楽しくて、奥が深いお手玉。さあ、親子で「お手玉道」を極め、脳を活性化させましょう。
(参考文献「お手玉が癒す心とからだ」中原和彦・著 海鳥社)

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