子どものアトピー性皮膚炎に悩んでいます。薬をつければ一時的に症状は治まるのですが、やめればまたかゆがります。薬は体にあまりよくないと聞きますし、どうしたらいいのか困っています。
 
 最近急激に増えた感のあるアトピー性皮膚炎。いまや3歳児の3人に1人はアトピーにかかっているという報告もあります。なんといっても強烈なかゆみ、周囲の目など、とてもストレスのかかる、大変な病気ですね。
 アトピー性皮膚炎の原因として、おおまかに3つの原因が挙げられます。
 まず1つめは、アレルギー反応(過剰免疫反応)による皮膚の炎症です。
 私たちの体には、外部から侵入してきた抗原に対して、それを攻撃し排除するという「免疫機構」が備わっています。しかし、アトピー性皮膚炎の人は生まれつきその機構が過敏なために、過剰に反応して皮膚の炎症を起こしてしまうのです。
 2つめは、精神的ストレスなどによる自律神経の異常です。
 これは子どもだけでなく、大人にも表れるアトピーの原因です。精神的ストレスによって自立神経・内分泌・免疫系の働きが上手くいかなくなり、体内の環境を一定に保つことができなくなります。それが皮膚炎という形になって外に表れてくるのです。
 3つめは、皮膚を保護している、皮脂膜と角質層にあるセラミドと呼ばれる2種類の脂質が不足しているため、皮膚のバリア機能が低下し、皮膚炎になるというものです。ザラザラとした乾燥肌には、外界から侵入する刺激や病原菌をくい止めることはできません。その結果、皮膚のバリア機能が低下するのです。
 現在アトピー性皮膚炎に使われているのはステロイド外用薬です。しかし、これはアトピーを治す薬ではなく、症状を抑える薬です。一時的に治ったように見えても、根本的にはなんの解決にもなっていません。また、ステロイド外用薬の長期服用により、皮膚が薄くなる、毛が濃くなる、色素沈着が起こり皮膚が黒くなる、顔面が赤く腫れるなどの副作用が心配されます。
 とにかく、徹底的な体質改善を図るのが、アトピー克服の一番の方法です。体を温め免疫機能を活性化する、ストレスをためないよう環境づくりに気を配る、そして保湿、保温力のすぐれた入浴剤を入れたお風呂にしっかりと入るなどして、あせらず、気長に治療することをおすすめします。

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   現在ダイエット中なのですが、いつも失敗ばかりしています。ちょっとは痩せるのですが、必ずリバウンドが来てしまい、結局もとの体重より多くなってしまって……。
 
 女性にとって永遠のテーマであろう「ダイエット」。しかし、いまのあなたは本当にダイエットが必要な体なのか、もう一度確認してみる必要があると思います。自分が思うほど、周りはあなたのことを太っているとは思っていないはずですが……。
 女性の多くは「食べないダイエット」をしているようですが、実はこれが一番ダイエットには良くないことです。どうしてかというと、摂取カロリー制限により必要なエネルギー源が得られなくなると、いままで体に蓄えられていた糖質と脂肪を燃焼させてエネルギーを補います。当然皮下脂肪も燃焼するのでちょっとはスマートになったような気がしますが、糖質の多くは筋肉組織に蓄えられているため、筋肉量も減少してしまうのです。
 筋肉量が減少すると体内熱産生量が減少し、基礎代謝量も低下します。低体温症に陥り、36.5度に一番活発になる体内の酵素もうまく働かなくなるのです。そして、いわゆる「飢餓状態」になった体は、いままで以上に食べたものを脂肪として蓄積しようとするので、かえって太りやすい体質になってしまうのです。
 過激なダイエットは、拒食症、接食異常、無月経などの恐い状態をも生み出してしまいます。絶対に避けるべきなのです。
 理想的な体型になるためには、まず、健康な体になることからはじめてください。低体温症にならず、基礎代謝量をよくするには、適度な運動、そして入浴などで徹底的に冷えを取ることが一番です。

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   結婚して5年経つのですが、まだ子どもに恵まれません。不妊治療をしているのですが、なかなか結果が出ず、悩んでいます。
 
 不妊症に限らず、月経異常、月経痛など女性特有の病気は、必ず「冷え」と大きな関係があります。
 体が冷えるということは、血液の循環が悪くなるということです。体のすみずみにまで行き渡り、必要な栄養分を届け、不要なものを取り込んで排出するという役割を持った血液の循環が悪くなれば、体の各部分の働きは当然悪くなります。自律神経のバランスも同じです。
 自律神経はホルモンの分泌に大きな影響を与えます。だから、冷えによってホルモンのバランスが悪くなり、先ほど挙げた病気のもととなってしまうのです。
 また、不妊症は女性だけの問題と思ったら大間違い。現在は男性の「冷え」による不妊症も社会問題になっているのです。20歳代の男性の精子は、40歳代の男性の約半分しかない、というショッキングなニュースもありました。
 小さいときからテレビゲームや学習塾通いで運動不足。冷暖房の普及、添加物たっぷりの食事などで、現代男性の体もすっかり冷えてしまい、その結果ホルモンのバランスが崩れ、精子数減少につながっているのです。また、現代社会のさまざまなストレスも大きな問題でしょう。
 まず、夫婦揃って冷え取りを実行することをおすすめします。そしてあせらず、気長に赤ちゃんを待つという姿勢が大切だと思います。そして見事に赤ちゃんを授かったのなら、ますます冷え取りを充実させて、元気な赤ちゃんを育てるようにしてください。

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   不眠症で悩んでいます。昼間はなんとなくボーっとしていていつも眠い状態なのですが、夜になると頭は冴え、全然眠ることができません。嫌なことばかり思い出してしまうんです……。
 
 現代はストレス社会。しかし、ストレスは避けて通れるものではなく、逆にストレスがまったくない状態というのは、かえって人間にとっては危険な状態で、夢をもったりスポーツをするといった「よいストレス」は、もっておかなくてはならないものなのです。
 問題なのは、いやなことがあったり、過労や環境の悪化などの「悪いストレス」で、これらが続くと人間の体に悪影響を及ぼすことになるのです。
 まず、ストレスによる精神的ショックで、私たちの体は交感神経が異常に興奮します。すると心臓の拍動数や血液の上昇など、さまざまな機能が亢進されます。これはいわば「戦い」に必要な器官で、腸や胃のような、副交感神経が支配する器官は、その動きを抑制されてしまうのです。いやなことがあると胃がキリキリ痛んだりするのもこのためです。
 一方、体はいつでも恒常性を保とうとするので、神経系、内分泌系を総動員して、さまざまなホルモンを放出し、体の恒常性を保とうとします。しかしこれが慢性化するとエネルギーを消耗して適応力を失い、全身の機能も低下してきます。中枢神経や自律神経はバランスを失い、免疫力や抵抗力も弱まってきてしまうのです。その結果、さまざまな病原菌に対抗することができなくなり、とりかえしのつかない病気へと突き進んでしまうことになるのです。
 ストレスを作るな、というのは無理でしょう。しかし、それをうまく乗り切るテクニックを身につけること、そして夜はぐっすりと眠って、明日への活力をつくること、これが一番有効なストレス対処法といえるでしょう。
 入浴は1日の疲れを癒し、副交感神経を刺激してぐっすりと眠ることができる「最強の薬」です。しかし、まちがったお風呂の入り方ではかえって交感神経を刺激して眠れなくなることもありますので、注意が必要です。

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   少年犯罪、幼児虐待など、毎日のように流される恐いニュース。子どもをもつ者として、この先どうやって育てたらいいのかと、不安になってしまいます。
 
 最近ニュースを賑わせている少年犯罪。この「キレる」子ども達と食生活の乱れには、密接な関係があるといわれています。
  缶ジュースやスナック菓子には、思った以上の砂糖が使われています。缶ジュース1本には、なんと約20〜30gもの砂糖が含まれているのです。ちゃんとした食事をせず、このようなものを主食代わりにしてしまった結果、糖尿病などの生活習慣病が子どもにも現れるようになってしまいました。血糖値が乱れると攻撃ホルモンのアドレナリンが増えます。それが「キレる子ども」を作っているのです。こういった食べ物のほとんどが軟らかく、味が濃いために、咀嚼する運動も減りました。これは骨格の問題だけでなく、脳の発達にも影響を与えてしまいます。
 食べるということを、単に食欲を満たすだけのものとして子どもに教えてはいけません。食事は見て、匂いをかいで、味わってみて、というように五感で楽しむものです。それが子どもの脳に刺激を与え、情緒を与えるのです。決しておろそかにしてはいけないのです。
 食べ物といえば、野菜で特定の除草剤をかけても枯れない性質にするための遺伝子組み換え食品や、合成された化学物質の環境ホルモンなど、気づかないうちに摂取してしまうものもあります。環境ホルモンは本来のホルモンの働きをかく乱し、生命を維持したり、生殖機能を正常に保てなくなるばかりか、神経内にも影響を与えてしまいます。農薬などの問題も含め、食品添加物には十分注意が必要です。

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   まだ若いのに肌はガサガサ、吹き出物がポツポツ。化粧のノリも悪くて悩んでいます。
 
 肌のトラブル、女性には深刻な悩みですね。しかし、吹き出物などの原因の多くに、腸内環境の乱れが関わっていることをご存じですか?
 腸内には100兆個もの細菌が住みついていて、その中には体内に良い働きをしてくれる善玉菌と、悪い影響をもたらす悪玉菌がいます。これらの菌たちは、同じ種類ごとにまとまり、いつも勢力争いをしている状態になっています。
 健康な体を維持するためには、この腸内を善玉菌優勢の腸内にしておくことが必要なのですが、たとえば食生活、生活習慣の乱れなどによって悪玉菌優勢になってしまうと、体調を崩す原因になるのです。
 便秘も腸内環境の乱れから起こる症状です。便秘状態の腸内は、排出されずに滞っている便があります。悪玉菌はそれを栄養素として有害なガスを発生させます。
 それが、肌のトラブルとなる原因です。ですから、にきびや吹き出物、シミなどが出るようになったら、まず腸内環境を整える努力をしなくてはいけないのです。体の冷えを取って内臓の動きを活発にする、確実に腸まで届く乳酸菌を摂取するなどの対策を試みてください。
 もうひとつ気になるのは、化粧品の「原料」です。添加物も注意が必要ですが、「合成界面活性剤」には特に気をつけなくてはいけません。
 合成界面活性剤は、水と油を混じり合わせる力をもつ物質ですが、合成というだけあって、自然のものではありません。体内に蓄積され、内臓疾患の原因になるばかりか、浄化されないので水質汚染の元凶にもなるものなのです。
 ゴテゴテと飾り立てるよりは、やはり素肌の美しさが重要。体を温め、新陳代謝を活発にして、「冷え取り美人」を目指しましょう。

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   病気というわけではないのですが、なんとなく調子が悪い日が続いています。疲れやすくて仕事も集中できず、冴えない顔をしていると周りからも言われてしまって……。
 
 なんとなく調子が悪い、風邪を引きやすい、体力がなくて疲れやすいなど、病気ではないのに小さな体の不調を感じている人は多いと思います。
 こうした症状のことを、中国医学では「未病」と呼んでいます。読んで字のごとく、病気になる一歩手前のことです。体は、こうした不調を通して、注意しないといずれ大きな病気になりますよ、というサインを送っているのです。
 また、胃が痛んだり重苦しく感じる、食べ物がおいしく感じられない、というのは「今は食べてはいけない、胃腸を休ませてあげて!」という体からのサインです。それを薬の力で無理矢理消化させようとしても、胃腸はくたびれるだけで、なんの解決にもなりません。熱が出たときもそうです。体は熱を出すことによって、取り込んでしまった病原菌などを殺しているのです。いわゆる自然治癒力の働きです。そんなとき解熱剤を飲むのは、体を応援しているのではなく、まったく逆のことをしていることになりますね。
 もちろん、薬を飲むな、とは言いません。飲まなくてはならない状況もあるかと思います。しかし、なにかというと薬、という依存の仕方はぜひ改めるべきです。
 ふだんから体を温めて免疫力を活発にする、食べ物を吟味して、適度に運動をする、こうした毎日の「冷え取り」こそが、一番の「くすり」ということを、ぜひ理解してください。

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