簡単!楽しい!ベランダガーデニング入門

ガーデニングに興味はあっても、庭はないし、植物のこともわからないという人も多いでしょう。そんなあなたのために、ハーブコーディネーターのちあきさんが、ベランダガーデンの作り方やハーブのこと、ハーブを使った料理やお茶、雑貨の作り方までわかりやすくご紹介します。

第2回 お気に入りの植物を育ててみましょう

お花屋さんやホームセンターなどで、気に入った植物をひとつ購入し育ててみる。
それだけで十分ガーデニングの始まりです。
一度にベランダ全体をコーディネートして、理想のお庭に作り上げるのは大変なことですよね。
まずは植物を選んで育ててみましょう。
初心者におすすめしたいのは、やはり丈夫で育てやすいハーブです。
また一年中楽しませてくれるアイビーやワイヤープランツなどのグリーン、今の時期なら花期の長いパンジーやビオラなどのお花もおすすめです。

植物を育てるにあたって必要なものがいくつかあります。
まずは鉢と土、鉢底ネットと鉢底石です。
鉢植えを購入した場合すぐには必要ありませんが、ポット苗など植え替えが必要な場合は用意しましょう。

 
素焼き鉢、プラスチック鉢、木製のものなどいろいろな材質の鉢があります。 また、大きさや形、深さも様々です。育てる植物に合わせて鉢を選びましょう。 鉢を選ぶ時のポイントは、植物が成長してからの大きさを考え、少し余裕のある大きさのものを選ぶことです。 野菜には深さのある鉢が必要で、特にトマトなどの栽培期間の長いものは大きめのプランターを用意しましょう。 同じ鉢で育てるものは、できるだけ性質が似ているものを選ぶようにし、乾燥を嫌うものと過湿を嫌うものは組み合わせないようにします。 過湿を嫌うものは通気性のよい素焼き鉢で、乾燥を嫌うものはプラスチックの鉢で育てると、水遣りもしやすくなります。 鉢やプランター以外にも、木箱やバケツ、バスケット、空き缶などでも代用できます。 空き缶などは底に穴をあけてしっかり水がきれるようにしましょう。 土の流出を避ける為、ベランダでは鉢皿もあると便利です。

 
ベランダでは土の置き場や配合する場所もなかなかないので、市販の培養土で十分だと思います。 『お花の培養土』、『ハーブの培養土』、『野菜の培養土』というように専用の土がありますので、育てる植物に合わせて選びましょう。 上からぶらさげるようなハンキングバスケットを作る場合、『ハンキング用の土』もあるので活用るすのもよいかと思います。 鉢植えの場合、畑の土より有機質を多く含み、保水性、通気性、排水性、保肥性に優れた弱酸性の土を使います。培養土はそれが調整されているので安心です。 よい土は通気性があり、ふっくら、ふかふかしています。土を握って団子状にしてから、軽く突いたときに崩れる土です。 袋を持った時に、ガチガチのものではなく、ふわふわした感じがあるもの、そしていやな匂いのしないものを選びましょう。 ラベルを確認してみて製造元の明記があれば、少しでも近いもの選びます。

鉢底ネットと鉢底石
 
鉢やプランターに植物を植える際、土の流出を防ぐ為に鉢底ネットを底に敷き、水はけを良くして根腐れを防ぐ為に鉢底石を入れます。 鉢底ネットは専用のものがホームセンターなどにも売っていますが、排水口のネットや麻布、不織布などでも代用できます。 鉢底石を入れると土に隙間ができて、水はけがよくなり、根が十分に呼吸できるようになります。浅い鉢には薄めに入れ、深い鉢では厚めにたっぷり入れるようにしましょう。 鉢底石は発砲スチロールでも代用でき、あらかじめネットに入れて使用すると、土と混ざり合わないので植え替えの際にまたそのまま使うことができます。

それからスコップやジョーロ、はさみなどの道具も用意しましょう。 はさみは花ばさみや剪定ばさみなどいろいろな種類があります。花ばさみだけでも剪定と収穫は十分できますが、太い木枝をカットする場合は剪定ばさみを使いましょう。

それ以外にもあると便利なグッズをまとめておきますね。

ガーデンツール
  ガーデンフォークや熊手は土の塊をほぐしたり、やわらかくするのに使います。
移植などの細かい作業にはミニサイズのスプーンやフォークもあると便利です。

土入れ
  ホームセンターでは大・中・小の大きさがセットになっているものが売っています。
鉢の大きさに合わせて使い分けられるので便利です。

ガーデン手袋
  手の平にすべり止めがついているものが鉢の移動などに便利です。
指先のないものもあります。

虫とり
  手を使わずに虫をはらうことができるので、虫が苦手な方には便利です。
筆でも代用できます。

温度計
  耐寒温度や発芽適温があるので、植物の管理には温度計があると便利です。

ネームプレート
  植物の名前を忘れないようにプレートに名前を記入しておきます。
種まきの時はどこに何を撒いたか忘れないように特にあると便利です。
何に書いてもOKですが、枝を使って手作りしてもいいですね。

バスケット(ガーデントラッグ)
  花がら摘みや収穫時に便利なバスケットです。
たっぷり入れても大丈夫なように、しっかりした作りのものを選びましょう。

霧吹き
  葉水や農薬散布に使用します。

ふるい
  土の再生に使います。目の粗いものが使いやすいです。

ガーデニンググッズにはたくさんのものがありますが、一度にそろえるのは大変なので少しずつ用意していけばよいと思います。 お店で気に入ったものに出会った時に、少しずつ購入していくのもガーデニングの楽しみのひとつです。

 



素焼き鉢。乾燥を好むローズマリーを植えています。



鉢底発砲スチロール。鉢底石の代わりに使用しています。



剪定ばさみと花ばさみ。細い枝の剪定なら花ばさみで十分です。



ミニガーデンツール。移植などの細かい作業にはミニサイズもあると便利です。



土入れ。ホームセンターなどでは大中小のセットで売っています。



ガーデングローブ。お気に入りのものを見つけると作業が楽しくなります。

第1回 秋はガーデニング初心者に絶好のシーズン
第2回 お気に入りの植物を育ててみましょう
第3回 ガーデニング成功のカギを握る「水やり」
第4回 ベランダも、工夫次第で素敵なお庭に
第5回 お正月には華やかな寄せ植えを
第6回 肥料は植物の「ご馳走」
第7回 ベランダガーデンの作り方
第8回 ベランダガーデンは十人十色
第9回 空間を生かしたディスプレイを工夫して
第10回 いよいよ本格ガーデニングシーズンです!
第11回 春です!種を蒔きましょう!
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