簡単!楽しい!ベランダガーデニング入門

ガーデニングに興味はあっても、庭はないし、植物のこともわからないという人も多いでしょう。そんなあなたのために、ハーブコーディネーターのちあきさんが、ベランダガーデンの作り方やハーブのこと、ハーブを使った料理やお茶、雑貨の作り方までわかりやすくご紹介します。

第3回 ガーデニング成功のカギを握る「水やり」

植物の性質に合わせた水やりを

植物を育てる上で、日頃最も必要なお世話が水やりです。
最初のうちは植物を大切に大切に思う気持ちから、つい水をやりすぎてしまったり、逆に水を与えすぎてはいけないと控えめすぎたりすることも。
そのため、根腐れを起こしたり、枯らせてしまうことがあります。
水やりは簡単そうにみえて、とても大切な作業です。
植物の性質をよく知り、それぞれに合わせたタイミングで、土の状態を見ながら与えていきましょう。

♪ここがポイント♪
水は土の表面が乾いたら、鉢底穴から流れ出るくらい、たっぷりと与えるのが基本。

土の表面が白っぽく見えたり、触ってみてサラサラしていたら乾いています。
何日に一回と決めてしまうと、土が常に湿りすぎた状態になったり、乾きすぎたりするので、必ず土の状態を確認しましょう。
土の表面にコケが生えてしまったら、過湿や日当たり不足の可能性があります。

植物によって乾燥を好むもの、やや湿り気のある土を好むものなど、性質が違います。
まずは育てる植物がどんな性質を持っているか知ることが大切です。
植物のほとんどは土の表面が乾いたらすぐ水遣りをしますが、ミントなどやや湿り気のある土を好むものは、カラカラに乾ききる前に与えます。
逆に多肉植物などの葉に水分を含んでいるものなどは、土がしっかり乾いてから、さらに1〜2日ほどたってから水を与えましょう。

【植物別 水やりのタイミング】

土の表面が乾いたらすぐに水を与える
  ローズマリー、バジル、イタリアンパセリ、パンジー、ビオラ、球根類

土が乾ききる前に水を与える
  ミント類、クレソン、プリムラ、アジアンタム

土がしっかり乾いたら水を与える
  ゼラニウム、カランコエ、多肉植物、サボテン

季節ごとに水やりの工夫を

また、季節によって水のやり具合が変わってきます。
温度や空気の乾燥具合によって土の乾き具合も変わりますので、それに合わせて水やりの回数や時間も注意しましょう。
夏は早朝の水やりが基本です。日中の水やりは土の中で水が熱くなり根を痛めてしまうことがあります。
出始めの水が熱湯になっていることがあるので、ホースを使う場合は特に注意します。
逆に水が冷たすぎても根を痛めることがあるので、冬は遅めの午前中に水遣りをしましょう。

それからベランダでは特に、水やり時に土の流出を防ぐ必要があります。
鉢上の淵ぎりぎりまで用土を入れると水やり時に土がこぼれてしまうので、用土を入れすぎないようにしましょう。
ホースで水やりをする場合は、水の勢いにも注意します。
水やり用の散水ノズルなどもありますので活用すると便利です。

 



土の表面に生えてしまったコケ。水の与えすぎの可能性があります。



多肉植物のカランコエ。水は土の表面が乾いてさらに2〜3日待ってから与えます。



お気に入りのジョーロで水遣りを楽しく。



ベランダで便利なコンパクトカールホース。普段は50cmほどですが6mも伸びるので収納に困りません。



ホースにつなぐガーデンノズル。植物の水遣り用に水圧が弱くなっています。

第1回 秋はガーデニング初心者に絶好のシーズン
第2回 お気に入りの植物を育ててみましょう
第3回 ガーデニング成功のカギを握る「水やり」
第4回 ベランダも、工夫次第で素敵なお庭に
第5回 お正月には華やかな寄せ植えを
第6回 肥料は植物の「ご馳走」
第7回 ベランダガーデンの作り方
第8回 ベランダガーデンは十人十色
第9回 空間を生かしたディスプレイを工夫して
第10回 いよいよ本格ガーデニングシーズンです!
第11回 春です!種を蒔きましょう!
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