簡単!楽しい!ベランダガーデニング入門

ガーデニングに興味はあっても、庭はないし、植物のこともわからないという人も多いでしょう。そんなあなたのために、ハーブコーディネーターのちあきさんが、ベランダガーデンの作り方やハーブのこと、ハーブを使った料理やお茶、雑貨の作り方までわかりやすくご紹介します。

第6回 肥料は植物の「ご馳走」

肥料やりのポイント

植物を元気いっぱいに育てるために、ときどき与えるご馳走。それが肥料です。
ハーブに関しては、あまり手を加えなくてもほとんどが丈夫に育ちますが、鉢植えのように限られたスペースで栽培する場合は、やはり定期的に施しましょう。

肥料の種類

肥料には化成肥料と有機肥料がありますが、初めは粒状の緩効性化成肥料が使いやすいと思います。
緩効性肥料はゆっくりと穏やかな効果があり、長期間効果が持続する肥料です。

肥料の三大要素

肥料の成分は主にチッ素(N)リン酸(P)カリウム(K)に分けられます。
植物を育てるには、この3要素の成分をバランスよく与えることが大切です。 チッ素肥料は葉肥えと言われるもので、葉や茎の育成に大切です。
リン酸肥料は花肥え、実肥えと言われ、花や実をつけさせる為に欠かせない肥料です。
カリ肥料は根肥えと言われ、根を伸ばし、丈夫に育てる為に必要です。

『お花の肥料』、『ハーブの肥料』、『野菜の肥料』というように専用の肥料がありますので、手軽に利用するとよいかと思います。メーカーによってさまざまなので、N、P、Kの割合ができるだけ同じくらいのものを選びましょう。
また、鉢植えでは肥料のやりすぎを防ぐため、N、P、Kがそれぞれ10以下のものを選びます。

肥料を施す時期のポイント
  1. 植物を植える時や種を直播きする時に与える『元肥(もとごえ)』。根や種子に肥料が直接あたらないように注意して施します。
  2. 元肥の効果がなくなる頃、肥料分を補う為に与える『追肥(ついひ、おいごえ)』
    植え付け後2週間以上経ってから土の表面をほぐして混ぜ込みます。
  3. 花が咲いた後や収穫後に与える『お礼肥(おれいごえ)』

追肥は植物の生育期(主に春と秋)に定期的に与えます。植物の多くは真夏と真冬、成長がゆっくりになるので、開花中のもの以外には与えないようにしましょう。
また、追肥には即効性のある液体肥料も効果的です。液体肥料は持続性はありませんがすぐに攻果がでます。そのまま使えるものと薄めて使うものがあるので、使い方をしっかりチェックしましょう。

ハーブの場合

ハーブの場合ほとんどの植物が酸性土を嫌うので、土に石灰を混ぜて中和させます。
(用土に酸度調整済みと書かれているものは、土の中に石灰が入っている為、必要ありません)
元肥として有機質を含む緩効性肥料とリン酸質肥料を施します。
追肥は植物の種類に合わせて、定期的に与えましょう。 肥料の分量は鉢の大きさや植物の種類や大きさによって異なります。パッケージに記載された表示に従いましょう。
肥料は与えすぎてしまうと肥やけを起こして葉がしおれてしまい、肥料不足では葉が黄色っぽくなってしまうので注意します。
また発芽直後や移植直後の苗や弱った株には、肥料を与えないようにしましょう。
基本的にハーブ類は、バジルなどの特に生育が旺盛な植物以外、肥料はあまり必要ありません。ミント類は肥料を与えすぎると香りが弱まってしまうので注意しましょう。

肥料の保存について

肥料は長期間保存していると湿気を吸収して溶けてベトベトになったり、有機質肥料は微生物生存の為にチッ素成分の一部が使われてしまったりします。肥料は雨や直射日光の当たらない場所で保管しましょう。できればワンシーズンで使い切るように、必要な分だけを購入するようにします。

たくさんのお花を咲かせたり、たっぷり収穫できるように、バランスよく適量の肥料を与えて、植物を丈夫に育てましょう。

 



花用、野菜用の有機肥料。粒状で扱いやすいです。



水で薄めて使う液体肥料。水遣りを兼ねて追肥できます。



植物に必要なカルシウムマグネシウムを含む苦土石灰。酸性の土壌を中和してく れます。

第1回 秋はガーデニング初心者に絶好のシーズン
第2回 お気に入りの植物を育ててみましょう
第3回 ガーデニング成功のカギを握る「水やり」
第4回 ベランダも、工夫次第で素敵なお庭に
第5回 お正月には華やかな寄せ植えを
第6回 肥料は植物の「ご馳走」
第7回 ベランダガーデンの作り方
第8回 ベランダガーデンは十人十色
第9回 空間を生かしたディスプレイを工夫して
第10回 いよいよ本格ガーデニングシーズンです!
第11回 春です!種を蒔きましょう!
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