簡単!楽しい!ベランダガーデニング入門

ガーデニングに興味はあっても、庭はないし、植物のこともわからないという人も多いでしょう。そんなあなたのために、ハーブコーディネーターのちあきさんが、ベランダガーデンの作り方やハーブのこと、ハーブを使った料理やお茶、雑貨の作り方までわかりやすくご紹介します。

第11回 春です! 種を蒔きましょう!

植物の性質に合わせた種蒔を

毎日暖かい陽気が続いていますね。
春になると、ベランダに出るのが、よりいっそう楽しみになります。
この春、我が家ではスィートバジルの種蒔きをすることにしました。
スィートバジルの種蒔きは、この時期我が家では定番です。
育てやすくて、たっぷり収穫した後には贅沢に使うことができるので、おすすめのハーブです。

ハーブの種蒔き方法は、育てる場所に直接種を蒔く直播きと、容器に種を蒔いて移植しながら苗を育て、鉢や花壇に定植する方法があります。
植物によっては直根性で移植を嫌うものがあるので、植物の性質に合わせて種蒔きの方法を決めるとよいでしょう。
一般的に細かい種は直播きよりも移植して育てる方が向いています。
種が大きく発芽しやすいものは、直播きでも育てやすくなります。

スィートバジルは4月中旬から5月中が、種蒔きの適期。
気温が高くなってから、遅めの春に種蒔きをします。
移植を嫌うので直播きするか、ポットで生苗しましょう。
ポット蒔きは、生苗用のポリポットに種を2〜3粒蒔き、発芽後は発育の悪いものを間引いて生育のよいものを育てます。
苗がある程度育ったらポットから土ごとすっぽり抜いて植え替えるのですが、根をくずさないように植え替えられるので、移植を嫌うハーブでも上手に移植できます。
ベランダの限られたスペースなので、私は鉢に種蒔きをしてそのまま育てることがほとんどです。
酸性土を嫌うので、あらかじめ苦土石灰などをまぜて土を中和しておきましょう。
そして元肥えとして緩効性化成肥料を施しておきます。
土の準備は一週間位前に行いましょう。

手がかからずおいしいスィートバジル

種子を蒔いたら発芽までは乾かさないように注意します。
発芽後、混み合った芽は間引き、間引いた苗はそのまま料理に使えます。
スィートバジルは暑さに大変強く、日光と水が大好き。
発芽後は日当たりのよい場所で管理し、水はけのよい土で育て、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。
生育が旺盛なので、肥料もきらさないように注意します。
追肥として春と秋に液体肥料を1週間から10日に1回与えましょう。
苗が伸びてきたら収穫を兼ねて芽先を摘んで、わき芽を伸ばしていきます。
摘心を繰り返すと枝数が増えて、ボリュームたっぷりの苗ができ、たくさん収穫できます。
花を咲かせると香りが弱まるので、花芽は摘み取りましょう。
* 摘心 : 生育中の茎や枝の先端の芽をつんで、脇芽の発生を促す。

スィートバジルは一年草なので種子を蒔いてから1年以内に開花し、枯れてしまいます。
毎年育てるには毎年春に種子を蒔く必要がありますが、お庭ならこぼれ種からでも発芽するほど、比較的手間のかからないハーブです。
挿し木でも簡単に殖やせますので、もしも種蒔きはちょっと面倒だな、と感じるようでしたら、苗を購入して育てるのもよいかもしれません。
* 挿し木 : 若い茎や枝の一部を切り取って土にさし、発根させる。

バジルといえばトマトと相性がよく、パスタやピザなど、イタリア料理でよく利用されますね。
葉は乾燥すると香りが弱まるので、オイルやビネガーに漬けたり、ペーストにするのがオススメです。
我が家ではペーストを毎年作っていますが、いろいろと利用できて本当に便利。
今年も夏の収穫が楽しみです。

 

 



スィートバジルの種。



発芽したばかりの双葉。



本葉が出てきました。



どんどん大きくなります。摘心しながら育てましょう。



夏にはこんなにボリュームたっぷりに。

第1回 秋はガーデニング初心者に絶好のシーズン
第2回 お気に入りの植物を育ててみましょう
第3回 ガーデニング成功のカギを握る「水やり」
第4回 ベランダも、工夫次第で素敵なお庭に
第5回 お正月には華やかな寄せ植えを
第6回 肥料は植物の「ご馳走」
第7回 ベランダガーデンの作り方
第8回 ベランダガーデンは十人十色
第9回 空間を生かしたディスプレイを工夫して
第10回 いよいよ本格ガーデニングシーズンです!
第11回 春です!種を蒔きましょう!
≫最新号
  ≫HOME

Copyright (C) KENKO JOURNAL , Inc & Chiaki All RightReserved