簡単!楽しい!ベランダガーデニング入門

ガーデニングに興味はあっても、庭はないし、植物のこともわからないという人も多いでしょう。そんなあなたのために、ハーブコーディネーターのちあきさんが、ベランダガーデンの作り方やハーブのこと、ハーブを使った料理やお茶、雑貨の作り方までわかりやすくご紹介します。

第16回 ハーブの天敵、ジメジメ梅雨を乗り切りましょう!

ハーブの原産地の気候を意識して

関東地方も梅雨入りしましたね。
どんよりとした天気が続き、蒸し暑く、あまり快適とはいえない季節です。
そして私たちが感じるのと同じような気持ちを、ほとんどのハーブも感じているかもしれません。
多くのハーブの原産地の気候に比べて、日本の夏は高温多湿になります。
特にローズマリーやセージ、タイムやオレガノ、ラベンダーなど、地中海沿岸が原産のハーブは、葉に毛が生えていたり、葉が硬かったりと、寒さや乾燥に耐えるようにできていて、高温多湿には弱い構造になっています。
ハーブを上手に育てるためには、それぞれの原産地の気候や風土に合わせてあげることが大切です。
まずは梅雨から夏にかけて、ハーブが元気に育つように快適な環境を作ってあげるようにしましょう。

梅雨時期はハーブの風通しをよくすることが大切です。
葉が茂りすぎると日も当たらなくなり、蒸れて軟弱な株になったり、病害虫の原因にもなります。
アブラムシが発生したり、うどんこ病になったりするので注意しましょう。

*うどんこ病…若い枝や若葉、蕾などに、白い粉をかけたようなカビがはえる。

ハーブはこれからどんどん成長するので、株元が蒸れないように、全体のバランスを見ながら枝数を制限したり、しっかりと切り戻しを行います。 葉や茎を利用するハーブは収穫を兼ねて剪定できるので、この時期にたっぷり収穫するといいですね。

湿度対策、温度対策を万全に

また、雨が続く時は、あまり雨が当たらない場所へ鉢を避難させてあげましょう。
土が常に湿った状態では、根腐れの原因になります。
水遣りの基本は土の表面が乾いてからたっぷり与えることです。
雨のせいで鉢底に水がたまっていないか確認して、水遣りにも注意しましょう。
特に乾燥を好む植物は、株元まで日の光が当たる場所へ移動させるようにしましょう。

真夏はベランダのコンクリートの温度がとても高くなります。
コンクリートの上に直接鉢を置くと熱が伝わり、根が傷むこともあるので、スタンドやレンガ、すのこなどを使って高さを作りましょう。
鉢底も風通しがよくなります。
我が家のベランダはタイルを敷いていますが、タイルやウッドパネルを敷くことも、夏の暑さ対策につながりますね。
夕方の水遣りは鉢の周囲にも打ち水をして、まわりの気温をさげましょう。
夏の直射日光に弱い植物は、半日陰の場所に避難させたり、すだれなどで日よけを作ってあげましょう。

 



茂って風通しが悪くなったローズマリー。



剪定してすっきり。



うどんこ病。発生したら木酢液などで洗い流すか薬を使って対応しますが、ひどい時は刈り取ります。



パネルやスタンド、棚を利用して、鉢底の風通しもよくしましょう。

第10回以前のコラムはこちらから
第11回 春です!種を蒔きましょう!
第12回 ハーブを育てて暮らしを楽しく
第13回 自家製ハーブティーでなごみのひとときを
第14回 保存ハーブで豊かなキッチンライフ
第15回 ハーブバスでリフレッシュ
第16回 ハーブの天敵、ジメジメ梅雨を乗り切りましょう!
第17回 自家製ハーブで美容術
第18回 留守中安心水やり術
第19回 バジルのおいしい活用法
第20回 夏を涼しくするミントアイスキューブ
第21回 ハーブで作る手作りスイーツ
≫最新号

  ≫HOME

Copyright (C) KENKO JOURNAL , Inc & Chiaki All RightReserved