「リセット」マスコミ紹介情報
朝日新聞 2004年8月27 夕刊
camera eye
「リセット」写真・文 田中長徳 より
新居で最初に郵便受けに入っていたのが本書『リセット』(watari著・健康ジャーナル社刊)である。友人のデザイナーの装幀本というので届いたのだが、読むうちに引き込まれた。これは有名振付師の鬱病からの生還記録である。
私の周囲にも鬱に悩む人がいる。
人生もまた『リセット』が可能なのである。
 
毎日新聞 2004年7月22日
病院に通い始め、言語障害などの副作用を経験しながら薬と決別するまで1826日間。その記録には当時の心境や薬の種類、病の克服過程が詳細に描かれている。『うつ病になって本当によかった』という言葉が重い。
 
東京新聞 2004年7月21日
現代がいかに病を助長する社会であるか……うつ病になったからこそわかるwatari氏の言葉が共感と感動を呼ぶ。と同時に、現在うつに悩んでいる人、愛する人がうつと闘っているという人に向けて力強いメッセージも含んだ、渾身の力を込めた1冊となっている。

★感想メール募集中★
メッセージはすべて著者のwatariさんに転送いたします。
送っていただいたメールの中からいくつかを、watariさんからの返信メッセージ付きで御紹介させていただきます。

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■僕も壊れていた
(34歳 フリーター 男)
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一気に読み終えて感じたのは、感動とか心を動かされたとか、そんなありきたりな言葉では表せない気持ちだった。ここにも僕と同じ体験をした人がいる、そう思うだけで胸の奥から熱いものがこみ上げてくる。
僕は小学3年生ごろからいじめを受けていた。でも教師も親も友だちも誰ひとり助けてくれなかった。不信感、孤独、無力感…。まだ10歳だった僕は心に大きな傷を負ったのだと思う。
それから中学生、高校生と10代のほとんどを誰とも口をきかずに過ごした。そして高校3年生の春、部屋から出られなくなってうつ病だと診断された。部屋の中で1人何をしていたのか、今になってみるとよく思い出せない。きっと大量に飲んでいた薬のせいだと思う。
いちばん辛いとき、watariさんはさだまさしの歌に救われたという。僕はイギリスのTHE WHOというバンドに救われた。WHOの曲はどれも子どもや弱い者の味方だった。歌の主人公はみんな僕と同じように世の中になじめず、精神的な問題を抱えていた。WHOの曲から生きていく強い意志をもらったのだと思う。
この本には、うつ病という理解されにくい病気のありのままの姿が書かれている。同じ体験をしたものとして、ここまでありのままの姿を語った本はないと思う。この本を通じて、うつ病が多くの人に理解されることを願っています。
 
■完璧主義もいいじゃない!
(27歳 劇団員 女)
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watariさんのことは、この本で初めて知りました。
わたしは「うつ病」ではないけれど、よく落ち込みます。
もうすぐ30歳になるというのに、貯金はないし、収入もおぼつきません。
自分の才能にも自信がなく、不安が重なるとだめだめモードです。
自分も国立大学を出ているので、親は演劇など早くやめろとうるさくて、親にも感申し訳なくなり…。
そんな中でプライドを維持するため、いつだって自分の好きなことをしていないとダメなんだ、だから私には演劇なんだって意固地になっています。
でもそれだと逆に不自由だと。
好きなことだけやっていたい、と思っている自分は未熟なんだと。
変わる勇気がないだけかもしれない。
だから変わっていかないといけないかもしれない、と迷っていました。
そんな中でwatari さんの書いた「リセット」という本を読んで、不安だっていいし、自分はやれることをやっていくだけなんだ、と気が楽になりました。
watariさんは何ごとも完璧を追求する方です。
大学から(それも東大!)はじめた競技ダンスで、オリンピックでメダルをとっちゃうような方ですから。
完璧主義が災いして、うつの症状も深刻になってしまったのかもしれません。
でも完璧主義だったから、たぐいまれな才能を開花させて、独自の道を切り拓くことができたんだと思います。
そんなwatariさんの物語を読んで、完璧主義ってすごいじゃない、と思います。
完璧主義は完璧じゃないかもしれないけれど、だからこそ、watariさんはすごい!って思います。
これから人生何があるかわかりませんが、何が起こっても、それは私にとって正しいこと。
そう思えるきっかけになりました。また落ち込んだら読み返します。